昭和を懐かしむノスタル爺にとって、昭和30年代は高度経済成長の時代だった。テレビなどの家電製品も行き渡り、人々の暮らしはどんどん豊かになっていく。今日のような高い失業率に悩まされることもなく、社会は活力でみなぎっていた。また、人情が都会でも残っており、皆が助け合って生きていた……というが果たして? 映画『ALWEYS 三丁目の夕日』の舞台は昭和30年代だが、当時の社会状況を検証した『昭和33年』(ちくま新書)の著者・布施克彦氏は次のように語る。 「“神武景気”と呼ばれる好景気が終わって経済は収縮し、人々はこの先どうなるのかという不安のほうが大きかったんです」 幸い間もなく高度経済成長期が始まるのだが、ただし、希望に満ちた昭和30年代というのは一面であって、若者にとっては今では考えられない“現実”もあった。 確かに好景気から職はあった。当時の失業率が2%台と今の半分以下。しかし、その内実は、
2011年12月18日10:56 カテゴリメディア本 慰安婦と戦場の性 韓国の李明博大統領が来日して、民団の会合で「解決しなければ、日本は永遠に両国間の懸案を解決できない負担を持つことになるだろう」と述べたという。これについては本書も述べるように歴史学的には決着がついているが、韓国メディアはいまだに事実を報道しないので、大統領も誤解しているのだろう。簡単におさらいしておくと、「従軍慰安婦」なる軍属は存在しなかった。いたのは民間業者が運営して軍が監督した公娼である。これが人身売買などの悲劇を生んだことは事実だが、戦前には売春は合法だった。大部分の慰安婦は日本人だったが、彼らは一人も「強制連行」されたと証言したことはない。通常の軍属をみても明らかなように、朝鮮人だけが徴用されることはありえない。 軍が慰安婦を軍命で徴用したのであれば軍の責任だが、そういう文書は広い太平洋戦線で1枚もない。吉見義
印刷 国立科学博物館が収集している人骨。刀傷が残る骨もある=東京都新宿区百人町、渡辺延志撮影 東京都内の開発で掘り出された人骨を、国立科学博物館(科博)が大量に保管している。ざっと1万人分。江戸時代の骨がほとんどで、今よりも小柄で栄養状態も悪かった。時代劇のイメージとは違う江戸の人々の厳しい暮らしぶりが、浮かび上がってくる。 「この頭の骨は左の側面に鋭い刃物の傷が2本。日本刀で斬り殺されたのでしょうね」「青黒いシミがついたこちらの骨は、梅毒の痕跡ですよ」 新宿区百人町の科博新宿分館。人骨がびっしり並ぶ人類研究部の収蔵庫で、人類史研究グループ長の篠田謙一さんが説明する。 研究用に科博は20年ほど前から、開発業者などが持ち込む江戸時代の人骨を受け入れてきた。分館は来春までに茨城県つくば市に移転する予定で、荷造りを前に人骨の分類やクリーニングが続く。 骨は江戸の人々の暮らしぶりを伝えて
【ワシントン=佐々木類】ハーバート・フーバー第31代米大統領(1874~1964年)が、日本軍が1941年12月8日、米ハワイの真珠湾を攻撃した際の大統領だったフランクリン・ルーズベルト(第32代、1882~1945年)について、「対ドイツ参戦の口実として、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」と批判していたことが分かった。 米歴史家のジョージ・ナッシュ氏が、これまで非公開だったフーバーのメモなどを基に著した「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」で明らかにした。 真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルトが対独戦に参戦する口実を作るため、攻撃を事前に察知しながら放置。ドイツと同盟国だった日本を対米戦に引きずり込もうとした-などとする“陰謀説”が日米の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、米大統領経験者が“陰謀説”に言及していたことが判明したのは初めて。 ナッシュ氏の著書に
ドイツ・ブラウボイレン(Blaubeuren)の先史博物館に展示されたネアンデルタール人の骨格化石(2005年8月26日撮影)。(c)AFP/MICHAEL LATZ 【7月29日 AFP】ネアンデルタール人の突然と言える絶滅は、何によってもたらされたのか。 長年論争の的となってきたこの疑問について、約4万年前の現生人類の爆発的増加により絶滅に追いやられたとする論文が、28日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。絶滅直前、現生人類とネアンデルタール人の人口比率はおよそ10対1になっていたという。 英ケンブリッジ大(University of Cambridge)の研究チームが発表した新説は、欧州最大のネアンデルタール人の集落があったフランス南部ペリゴール(Perigord)地方で発掘調査を実施し、遺物や痕跡を統計分析して導き出されたもの。この辺りには、初期の現生人類であるホモ
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(2010年9月7日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ノーベル経済学賞の受賞者であるポール・クルーグマン氏と、著名な歴史学者で本紙(フィナンシャル・タイムズ)にも寄稿しているニーアル・ファーガソン氏が経済危機への最適な対処法を巡って対立した際、ファーガソン教授はユーモアを交えた謙虚な姿勢でこれに応じた。 「猫も王の姿を見ることは許される(下々の者も目上の人間に対して一定の権利を持つの意)。たまには歴史学者が経済学者に意見することがあってもいい」 シャルトリューという種類の灰色で大柄な猫を飼い、大学では歴史学を専攻していた筆者は、知識人の間にあるこの暗黙の序列をひっくり返す時が来たと考えている。今こそ猫は鋭い爪を露わにし、王に飛びついて化けの皮をはがしてやらねばならない。 経済学者たちの虚栄心に異議を唱える必要がある。とりわけ、経済学はモデルと方程式で支えられた厳密な科学であるという主張は
(天保6年11月15日~慶応3年11月15日) (西暦 1836年1月3日~1867年12月10日) 一介の土佐の脱藩浪人の身でありながら、幕末の 激動期に、近代日本の政治基盤の礎を作った。 当時、孤立していた長州藩を、薩摩藩と連合させる ことで、幕府に対抗できる勢力を誕生させた。 日本初の商社と言われる「亀山社中」「海援隊」も運営し 倒幕後の政治体制の草案も書き上げた。 幕末最強のコーディネーターと言っても過言ではない。 (監修:大竹仁一/「貸切温泉どっとこむ」代表) 2月9日 勝海舟に従い長崎へ(外国連合艦隊の下関砲撃調停の命を受け) 2月20日 熊本の横井小楠を訪れる 2月23日 初めて長崎に到着(近藤長次郎、望月亀弥太、千屋寅之助、高松太郎ら随行) 4月4日 勝海舟とともに兵庫に向けて出立(神戸海軍操練所建設のため) 4月6日 再び熊本の横井小楠を訪問 4月12日 兵庫に到着 5月
2005年12月20日 田中 宇 記事の無料メール配信 「ホロコースト」は、ドイツのナチス政権が第二次大戦中とそれ以前に、ドイツや、東欧などの占領地でユダヤ人を強制収容所に入れ、ガス室などで殺したとされる事件であるが、最近、欧米で「実はホロコーストは行われていなかった」もしくは「600万人が殺されたとされているが、実は死者数はそれよりずっと少ない」など、一般には「確定した歴史的事実」と考えられているホロコーストについて「別の見方」を発表した歴史学者らが、ホロコーストを否定したことを理由に、逮捕投獄されたり、強制送還されたりする事件が相次いでいる。 彼らはホロコーストをめぐる歴史の「見直し」(リビジョン)を提唱しているので「見直し論者」(リビジョニスト)と呼ばれている。逮捕したのは、ドイツとオーストリアの当局で、この2つの国では、ホロコーストを否定したりナチスを礼賛する言動が、違法行為とされ
2010年08月10日22:18 カテゴリ本法/政治 日本帝国の申し子 日韓併合をめぐる首相談話では、「意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました」という部分が論議を呼んでいる。少なくとも国際法上は、日韓併合条約は大日本帝国と大韓帝国の合意のもとに署名・捺印された正式の外交文書である。 この条約が日本の圧倒的な軍事的優位のもとに締結されたことは事実だが、当時の韓国では「日韓合邦」を主張する民間団体「一進会」が100万人もの会員を集め、皇帝や首相に合邦を求める請願書を出した。李氏朝鮮が破綻し、多くの餓死者が出ている状況を改革するには、一足先に明治維新を実現した日本の援助が必要だったからである。 本書は、日本の「植民地支配」の実態をハーバード大学コリア研究所長が調査して書いた研究書である。日韓併合された1910年には1300万人だった朝鮮の人口は、
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