もう昨年になってしまうが,来日したダライ・ラマ14世が「焼身自殺は尊い行為」であると発言したと報じられ,はてな界隈ではそれを非難するブコメで溢れた。その後飛ばし記事ではないきちんとした記事が出たが,そのブコメにおいてもやはり「指導者なのだから,止めるように言うべきだ」といった反応が頻出していた。 はてなブックマーク - チベット族僧侶らの焼身自殺評価 ダライ・ラマ「尊い行為」 - 47NEWS(よんななニュース) はてなブックマーク - ダライ・ラマ14世が「恋愛」や「ゲイカップルの結婚」に回答 チベット焼身自殺については「尊い行いだが、心が痛む」 だが――これは倒錯した反応と言わざるを得ない。なぜならば焼身自殺は,中国共産党統治に対する抗議として行われているものであるからだ。なにが彼らを焼身というかたちでの抗議に駆り立てたのか? それは,チベットにおける苛酷な抑圧であり,その責任は第一に