今月、栃木県内に住む基礎疾患のない5歳未満の子どもが、新型コロナウイルスへの感染が原因で「急性脳症」を発症し重症化していたことが病院への取材でわかりました。 新型コロナによる子どもの重症化はまれですが、栃木県内では「急性脳症」で死亡した子どもも確認されていて、治療にあたった医師は「新型コロナへの感染を防ぐことが大切だ」と話しています。 自治医科大学附属病院によりますと、新型コロナが原因で「急性脳症」を発症したのは、栃木県内に住む基礎疾患のない5歳未満の子どもです。 今月、自宅で激しいけいれんを起こし、自治医科大学附属病院で詳しい検査を受けたところ新型コロナに感染していることがわかり、さらに「急性脳症」を発症していました。 子どもは一時自発的な呼吸ができなくなるなど重症化し、一命は取り留めましたが、脳の広い範囲に障害が起きたためいまも体の一部にまひが残った状態で入院しているということです。
![新型コロナ 急性脳症で5歳未満の子どもが重症に 栃木 | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55fe9aa971f8bbdf05f8feb188bdff28bfe83422/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20220531%2FK10013651551_2205311658_0531173711_01_02.jpg)