大相撲の元横綱で2代目若乃花の下山勝則さんが16日、肺がんのため亡くなりました。69歳でした。 元横綱で2代目若乃花の下山さんは青森県大鰐町出身で、昭和43年の名古屋場所で初土俵を踏みました。 柔らかい足腰と深い懐を生かした四つ相撲で同時期に同じ二子山部屋に入門した元横綱・隆の里とともに番付を上げて昭和53年の夏場所後に第56代横綱に昇進、しこ名を若三杉から若乃花にあらためました。 首のケガなどもあり、29歳の若さで昭和58年初場所を最後に現役を引退。幕内の優勝回数は4回でした。 引退後は間垣親方として間垣部屋を興して後進の指導に当たり、日本相撲協会の理事も務めました。 横綱・照ノ富士が入門した当時の師匠でしたが、平成25年に部屋を閉鎖し同じ年に病気のため相撲協会を退職していました。 日本相撲協会によりますと、下山さんは16日の夜、大阪市内の病院で肺がんのため亡くなりました。69歳でした。