神奈川県動物愛護センター(平塚市)は、2021年度に保護した犬猫の「殺処分ゼロ」を達成した。犬が9年連続、猫が8年連続となる。多頭飼育崩壊で保護した猫が増えたが、センターは「ボランティアらが新たな飼い主に譲渡する取り組みに励んでくれた」と評価する。 21年度に横浜、川崎、横須賀の3市を除き保護した犬猫は867頭(前年度比143頭増)だった。 保護した犬は213頭(7頭減)で、このうち「所有者不明」が半数以上の138頭を占めた。ただ迷い犬のホームページ掲載や6月から販売業者に装着が義務づけられるマイクロチップの普及もあって、89頭が飼い主の元に戻れたという。また県民に63頭、ボランティアに44頭が譲渡されるなどした。