3月18日、日本企業による海外企業のM&A(合併・買収)が活発化している。写真はニューヨークのビル群。2023年7月撮影(2024年 ロイター/Amr Alfiky) [東京/香港/シドニー 18日 ロイター] - 日本企業による海外企業のM&A(合併・買収)が活発化している。余剰資金を成長力の高い国外へ振り向ける流れが加速し、年初からの総額は5年ぶりの高水準で推移。買い手としての経験も積み重ね、M&A市場で世界的に存在感を増している。 低金利が続く国内で買収資金の借り入れコストが依然低いことや、株主からの圧力を受けて資本効率向上のための投資を積極化していることなどが背景にある。日銀が近く利上げをしても金利の上昇は緩やかとみられる一方、金融緩和策の修正を受けて円安圧力が和らげば、日本企業による海外M&Aの意欲はさらに高まる可能性がある。