6月30日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が6月2日の会合で追加増産を決めた裏には、サウジアラビアによる「陰の外交努力」があった。写真はOPECのロゴが掲げられたビル。ウィーンで2015年8月撮影(2022年 ロイター/Heinz-Peter Bader) [ロンドン/ドバイ 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が6月2日の会合で追加増産を決めた裏には、サウジアラビアによる「陰の外交努力」があった。米国の要求を受けて増産の根回しを進めていたサウジが、ロシアの同意を確保するため積極的な働きかけをしていたのだ。協議の事情に詳しい2人の関係者がロイターに明らかにした。