ノルウェー極北の町キルケネスに近い、ロシアとの国境にあるストールスコーグの検問所(2013年6月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/NTB scanpix/Cornelius Poppe 【9月12日 AFP】ノルウェーの警察当局によると、今年に入り、シリアの戦乱を逃れてきた人々を中心に200人を超える亡命希望者が、ロシア経由でノルウェーに入国しているという。 クルド系シリア人のアフマド・タレブさん(25)は、自転車でロシア国境を越えて北極圏のノルウェー領に入った難民の一人だ。タレブさんは「地図を見てこれで行こうと決心した」という。 ノルウェー入りした移民が移送される首都オスロ(Oslo)にある難民中継センターにいたタレブさんは、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」などによって壊滅的な打撃を受けたシリア北部のアインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名