クマ被害頻発、今後も注意 秋田、岩手で最多記録―餌不足原因か、市街地に出没 2023年10月15日07時03分配信 秋田県が鹿角市に設置した自動撮影カメラに映ったクマ(県自然保護課提供) 東北地方を中心に、クマに襲われる被害が頻発している。餌不足などが原因で市街地に出没するケースも多く、秋田、岩手両県では4月以降の人的被害件数が過去最多を記録。今後は冬眠を控え、行動がさらに活発化することから、専門家は「餌になりそうなものは放置しないなど対策を取ってほしい」と呼び掛けている。 米ディズニーワールドにクマ出現 「魔法の王国」一時閉鎖 秋田市では9日朝、住宅街にツキノワグマが出没し、60~80代の男女4人が相次いで襲われてけがをした。4日には、秋田県美郷町の畳店の作業小屋に親子とみられるクマ3頭が侵入。爆竹などで追い出そうとしたが難航し、翌朝になって捕獲された。当時小屋で作業していた斉藤賢一さん