世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長(2022年2月18日撮影、資料写真)。(c)JOHANNA GERON / POOL / AFP 【8月26日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は25日、故郷のエチオピア北部ティグレ(Tigray)州の状況をめぐる個人的な苦悩を吐露し、親族が苦しみ飢えているにもかかわらず、連絡も支援もできないことを嘆いた。 スイス・ジュネーブのWHO本部で記者会見したテドロス氏は、ティグレ州には多くの親族が住んでいると説明。「お金を送りたいが、送れない。飢えていることを知っているが、助けることができない」と語った。同州は完全に封鎖された状態で、「誰が死んだのか、誰が生きているのかさえ分からない」という。 内戦が続くエチオピアでは、ティグレ州の