軍が実権をにぎるミャンマーで、コメの販売価格をめぐって、およそ1か月半にわたり拘束されていた流通大手、イオンの子会社の日本人駐在員の男性が解放され、近く、日本に帰国する見通しです。男性の健康状態に問題はないということです。 ミャンマーでスーパー事業を展開するイオンの子会社「イオンオレンジ」で商品本部長を務める、笠松洋さん(53)は、ことし6月、軍が定めた統制価格よりも高い値段でコメを販売したとして、警察に拘束されたあと、消費者の保護を目的にした「生活必需品・サービス法」に違反した罪で起訴されました。 現地の裁判所は、12日に禁錮1年の有罪判決を言い渡しましたが、外交筋によりますと、その後、笠松さんはヤンゴン市内の施設から解放されたということです。 一方、ミャンマー軍の関係者はNHKの取材に対し、笠松さんを解放したことは認めましたが、その理由については明らかにしていません。 笠松さんはヤンゴ