ウクライナ侵攻を始めて以降、メディアへの締めつけを一層、強めているロシアの治安機関FSB=連邦保安庁は、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のアメリカ国籍の記者をスパイ活動を行っていた疑いで拘束したと発表しました。 ロシアの治安機関FSB=連邦保安庁は30日、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記者をスパイ活動を行っていた疑いで拘束したと発表しました。 連邦保安庁は、拘束したのは、1991年生まれのモスクワに駐在するアメリカ国籍の特派員、エバン・ゲルシュコビッチ記者だとしています。 そのうえで「アメリカ政府のためにロシアの軍需産業に関する情報を収集しようとスパイ活動を行っていた疑いがある」として、中部の都市エカテリンブルクで拘束したとしています。 ロシアの刑法では、スパイ活動を行っていた罪で有罪となった場合、最長で禁錮20年となる可能性があるということです