2万年前に東アジアで流行 コロナウイルス、遺伝子に痕跡―豪米研究チーム 2021年06月25日01時26分 新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真[日本の国立感染症研究所提供] 日本や中国など東アジアに住む人々の祖先は、2万5000~2万年前にコロナウイルスの流行を経験しており、42種類の遺伝子に痕跡が残るとみられると、オーストラリアのクイーンズランド工科大や米アリゾナ大などの研究チームが発表した。世界の人々の全遺伝情報(ゲノム)を解析し、遺伝子の個人差などを公開している「国際1000人ゲノムプロジェクト」のデータを調べた成果で、論文は24日付の米科学誌カレント・バイオロジー電子版に掲載された。 コロナで大変動、世界の住みやすい都市ランキング 大阪2位・東京5位 42遺伝子には、ウイルスが人の細胞に感染して増殖しやすくなるよう変えられてしまった遺伝子と、反対に人間側が免疫などを強化して対抗する