4年前の香港での大規模な抗議活動の際に広く歌われた曲、「香港に栄光あれ」の演奏などを全面的に禁じるよう求める香港政府の申し立てについて、現地の裁判所は退ける判断を示しました。香港で言論への締めつけが強まる中、司法が表現の自由を考慮した形となりました。 「香港に栄光あれ」と題したこの曲は、2019年の抗議活動の際、各地の集会などで歌われましたが、香港政府は歌詞に国家の分裂をあおる内容が含まれるなどとして、裁判所に対し、この曲を演奏したりインターネット上で拡散したりすることを全面的に禁じるよう申し立てていました。 これについて香港の高等裁判所は28日、「表現の自由は非常に重要だ」としたうえで、演奏などを禁止すれば人々が萎縮するおそれがあると指摘し、政府の申し立てを退ける判断を示しました。 香港で言論への締めつけが強まる中、司法が表現の自由を考慮した形となりました。 判断について香港記者協会の陳
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