「一票の格差」「夫婦別姓」などの大事な問題に判断を下す最高裁判所。 その裁判官にふさわしいかどうかを「私たち」が審査するのが、国民審査。 大事な一票なのに、衆院選に比べていまいちどころか相当影が薄かった国民審査について、今回初めて特集するサイトを作ったNHK記者たちの思いとは。 (サイトはこちらです) 記者にも「秘密のベール」に包まれた最高裁判所社会部で最高裁判所の取材を担当している私、田中常隆。記者として11年目で、最初の水戸放送局では主に原発と行政の取材を担当して社会部に異動してからは、政治家の汚職事件などを捜査する東京地検特捜部を担当(業界では“P担”と呼ばれる)。2018年からは裁判を担当(こちらは“J担”)し、去年の夏から最高裁を担当している。 最高裁の裁判官ってどんな人たちなんだろう。担当になって初めて挨拶した裁判官たちの印象は、「物腰が柔らかく」「偉そうな印象はまるでない」、
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