警察庁のまとめによると、自転車に乗った人が死傷した交通事故は2022年、前年比291件増の6万9985件に上った。増加は2年連続。新型コロナウイルスの感染拡大などで、移動に自転車を使う機会が増えたことが背景にあるとみられる。 自動車を含めた交通事故件数は年々減っている。この結果、自転車の事故が全体に占める割合は23.3%となり、過去20年で最も高くなった。 事故件数は、自転車に乗った人が事故の過失割合が最も高い場合の第1当事者か、その次の第2当事者であったもの。自転車相互の事故も1件としてカウントした。2012年には13万2051件あった自転車の死傷事故は年々減り、20年には6万7673件となったが、21、22年と連続で増加した。 18年から22年までの5年間に起きた事故を分析したところ、小学生、中学生、高校生の自転車事故で、死傷者が最も多かった時期は6月だった。同庁は、児童・生徒が4月に
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