11月20日、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は、気候変動に起因する発展途上国の「損失と被害」の支援に特化した基金設立に合意した。写真はエジプト・シャルムエルシェイクで写真撮影をする人。19日撮影(2022年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany) [シャルムエルシェイク(エジプト) 20日 ロイター] - 国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は20日、気候変動に起因する発展途上国の「損失と被害」の支援に特化した基金設立に合意した。 気候変動をもたらした過去の温室効果ガスの大半を排出しながら、こうした基金立ち上げに強く抵抗してきた先進国をようやく説得できた形。先進国への働きかけの一翼を担っていたパキスタンのレーマン気候変動相は、気候変動問題で公正性への対価が支払われることになる画期的な合意だ、と高く評価した。