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ブックマーク / courrier.jp (26)

  • いつもはアニメを観ないスペイン人まで『進撃の巨人』に夢中になったのはなぜか? | 「子供向けのジャンルと思っていたのに…」

    『進撃の巨人』のアニメは世界中でブームとなっているが、スペイン紙「エル・パイス」が、アニメファンではなかったのにハマってしまったという同国の視聴者の声を紹介している。「アニメは子供向け」という偏見を乗り越えて、同作品が成功した理由とは? 口コミやSNSで広まり 絶滅の危機に瀕した人間は、自分たちを糧とする知能の低い巨人から身を守るため三重の大きな壁の後ろに避難している。現在最も人気となっている日のアニメ作品の一つ『アタケ・ア・ロス・ティタネス』(註:『進撃の巨人』のスペイン語版タイトル)は、こうした設定で始まる。 視聴者動向を分析する「パロット・アナリティクス」のデータによると、2021年に同作はテレビプラットフォームにおいて世界で最も視聴されたシリーズになった。英語以外の言語では初の快挙で、『イカゲーム』や『ウィッチャー』を抜いて、『ウォーキング・デッド』や『ゲーム・オブ・スローンズ

    いつもはアニメを観ないスペイン人まで『進撃の巨人』に夢中になったのはなぜか? | 「子供向けのジャンルと思っていたのに…」
    deadwoodman
    deadwoodman 2022/04/13
    “ 『東京喰種トーキョーグール』、『ワンパンマン』、『ハイキュー!!』などが「口コミでだんだんと広まって」人気を得たとゲレロは話す。しかし、『進撃の巨人』に比べれば「一時的なブームに過ぎませんでした」”
  • マイケル・サンデルの指摘 「能力主義社会の“勝者”たちが手際よく成果を残したとは言えない」 | 「テクノクラシー化」への警告

    理想的な能力主義が実現しても“ダークサイド”はある ──著書『実力も運のうち 能力主義は正義か?』では、私たちが暮らす民主的な社会に取り入れられてきた能力や功績(メリット)という概念が凝結し、それが社会的敬意を根っこから蝕んでいると論じています。 具体的には、能力主義によって「勝者は自分たちの成功をみずからの手柄と考え、敗者はエリートから見下されていると感じるようになった」と主張されています。能力主義社会ではどうすれば勝者になれるのでしょうか。逆に言えば、能力主義社会における敗者とはどういう状態、どういう人なのでしょうか。 重要なのは、有能という(望ましい)意味の「メリット」と、「メリトクラシー(能力主義)」を区別することです。能力主義とはルールからなるシステムであり、人が何に値するかに基づいて所得や資産、影響力を分配する手段です。 まずは、きわめて常識的で反論の余地がない有能さとしてのメ

    マイケル・サンデルの指摘 「能力主義社会の“勝者”たちが手際よく成果を残したとは言えない」 | 「テクノクラシー化」への警告
    deadwoodman
    deadwoodman 2022/01/10
    “伝統的に見ると、優れた統治力に必要なのはテクノクラート的な知識や科学的な知識だけではありません…論理的に考える力、市民と協議する力、市民を説得する力を必要とし、さらには共通善への配慮も欠かせません”
  • マイケル・サンデル「能力主義から離れ、仕事の尊厳について考えてほしい」 | 格差と分断を助長する「能力主義」

    能力主義にはダークサイドがある ベトナム戦争真っただ中の1971年、2400人のカリフォルニアの学生を前にロナルド・レーガンとの討論に挑んだ18歳のマイケル・サンデルは、早くも敗北から教訓を得た。現在ハーバード大学で政治哲学を教えるサンデルは、そのときの様子をこう振り返る。 「私は高校時代に培った最高のディベートスタイルでレーガンに容赦なく質問を浴びせましたが、まるで暖簾に腕押しでした。レーガンはどんな質問も軽くかわし、ユーモアたっぷりに自分の見解を披露しつつも、長髪の若造に敬意を払うことを忘れませんでした。 そのときの経験から学んだのは、政治的なディベートは議論の中身で勝つことが主眼ではないということです。ディベートの核心はレトリックであり、耳を傾けることであり、人間的なレベルで相手とつながることなのです」 以来、その教訓がサンデルのディベート手法を形成している。サンデルはそのキャリアの

    マイケル・サンデル「能力主義から離れ、仕事の尊厳について考えてほしい」 | 格差と分断を助長する「能力主義」
    deadwoodman
    deadwoodman 2021/10/24
    “ディベートは議論の中身で勝つことが主眼ではない…耳を傾けることであり、人間的なレベルで相手とつながること”“能力主義には共通善を損なう弊害…仕事の尊厳や、より広い社会貢献の意味について考えてほしい”
  • 植民地の歴史に消えた、アフリカ・ベナンの世界唯一の「女だけの最強軍隊」 | 孫たちの証言を通じ、女戦士たちの記憶を現代に留める

    近世、現在の西アフリカ・ベナンを支配したダホメ王国には、世界でも珍しく、女性だけで構成される軍隊があった。同国の植民地化で同軍も歴史から消え去ったが、女戦士たちの生きざまについて記録するプロジェクトが現在進んでいる。 女戦士たちに関するわずかな記録 彼女の祖母は、人の頭をカーブした刃で切り落とすことができ、とげだらけの壁を越えることもできた。そして祖母は王を守るために一生を捧げた。 年老いた女性の語ったこれらの証言は、外国人探検家のメモにも記された。しかし、近代史唯一の女性だけの軍隊であるダホメ王国の女戦士たちについて、全体像を捉えることはできていなかった。 研究者たちは何十年もかけてヨーロッパや西アフリカの古文書を調べ上げ、フランスの将校、イギリスの商人、イタリアの宣教師の手記から、その姿を明らかにしようとしてきた。

    植民地の歴史に消えた、アフリカ・ベナンの世界唯一の「女だけの最強軍隊」 | 孫たちの証言を通じ、女戦士たちの記憶を現代に留める
    deadwoodman
    deadwoodman 2021/09/20
    “1894年のフランスによる同国占領後、植民地将校たちは、同地域に特徴的だった女性戦士の部隊を解散させた… 西アフリカの人々は世代間で物語を語り継ぐ口伝を好んだ。そのため…あまり多くは記録に残っていない”
  • 文学を使えば、暴動レベルの危機を5〜7年前から予測できる─ドイツ「プロジェクト・カサンドラ」の成果 | 文学作品が示す「分裂のシグナル」

    「馬鹿げたプロジェクトだと思いましたね」 2018年、二人のドイツ軍将校がテュービンゲン大学を訪れてから数週間後のこと、ベルリンのドイツ国防省で、ヴェルトハイマーは最初の研究成果発表を行った。 彼は、第二次大戦期クロアチアのファシスト政党ウスタシャによるセルビア人大虐殺を扱った、作家ヨヴァン・ラデュロヴィックによる1983年の戯曲『鳩の穴』(未邦訳)、および1986年のセルビア作家協会による非セルビア人作家追放運動に注目した。 これらの出来事からまもなく、アルバニア人とセルビア人の間の民族を越えた友情や恋愛を扱った作品は姿を消し、修正主義的な歴史小説が流行するのだ。 「1998年にコソボ紛争が勃発し、大量の血が流されるずっと以前から、文学、また文学関係組織は10年にわたって、戦争への布石を敷いていたのです」とヴェルトハイマーは軍関係者らに語った。 発表会には、「プレビュー」計画の監督者、カ

    文学を使えば、暴動レベルの危機を5〜7年前から予測できる─ドイツ「プロジェクト・カサンドラ」の成果 | 文学作品が示す「分裂のシグナル」
    deadwoodman
    deadwoodman 2021/08/02
    “ ボスニア紛争を研究していたマサラは、ボスニアでの異教徒間結婚の減少が、民族間における緊張の高まりの前触れであったことを思い出した…似たような形の警鐘を、文学の動きのなかに見出すことができるのかも”
  • 大川小の遺族たち、そして「津波の霊たち」と過ごした英紙記者の6年間

    Richard Lloyd Parry リチャード・ロイド・パリー 1969年生まれ。英「ザ・タイムズ」紙アジア編集長および東京支局長。20年以上、東京に暮らす。著書『黒い迷宮』は、米探偵作家クラブ(MWA)賞の「最優秀犯罪実話賞」およびサミュエル・ジョンソン賞の候補作に選ばれた 2011年3月、東日大震災と続く津波で、1万9000人におよぶ人命が失われた。だが地震のとき小中学校にいた児童・生徒のほとんどは適切な避難で助かり、命を失ったのは1人だけだった。 その例外が、児童74人と教職員10人が犠牲になった石巻市立大川小学校(当時。以下、大川小)である。 いったい何が起こったのか。残された者は何を思ったのか。英紙「ザ・タイムズ」東京支局長のリチャード・ロイド・パリー氏は震災直後から現地に入り、大川小をめぐる取材を重ね、6年を経て著書『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』にまとめた。 同

    大川小の遺族たち、そして「津波の霊たち」と過ごした英紙記者の6年間
    deadwoodman
    deadwoodman 2021/03/08
    “自身は霊の存在も、超常現象も特に信じているわけではありません…霊にまつわる話をするという営みは、東北の文化の1つだった…超常現象ということではなく、文化的な現象として、私は理解することができました”
  • 「クソでもいいから植えろ」ギャングスタ園芸家がロサンゼルスを変える | 園芸はコミュニティを守る抗議行動だ

    ロサンゼルス南部で野菜、花、果物を育てる“ギャングスタ園芸家”ロン・フィンリー Photo: Todd Williamson / Getty Images for Airbnb 黒人やラティーノが多く住む米ロサンゼルス、サウスセントラル地区に暮らす“ギャングスタ園芸家”ロン・フィンリーは、10年ほど前から道路の脇や空き地などでゲリラ的に野菜を育ててきた。 最初は「農薬まみれじゃないリンゴ1個買うのに45分も車を走らせなきゃならない」ことに対する彼なりの抗議行動だったが、いまではその活動はロサンゼルス中に広がり、数十のコミュニティ菜園が作られるまでになった。 英紙「ガーディアン」が取材した。 「俺は菜園に夢中になんだ」と、“ギャングスタ園芸家”として世界で知られるロン・フィンリーは言う。「朝9時に家を出て、気がついたら午後7時だ。畑仕事をしてると何もかも忘れる。みんな庭を耕すべきだ」 手入れ

    「クソでもいいから植えろ」ギャングスタ園芸家がロサンゼルスを変える | 園芸はコミュニティを守る抗議行動だ
    deadwoodman
    deadwoodman 2020/08/07
    “フィンリーが園芸をするのは、かわいい花を咲かせるためではなく、人間を育てるためだ。植物を植えることは、彼独特の抗議のかたちであり、美しい草木や野菜でいっぱいになった菜園は、その副産物にすぎない。”
  • 日本人はなぜ、パンデミック終息への希望を「妖怪」に見出したのか? | 社会的距離戦略よりも「あひる口のマーメイド」

    社会的距離戦略よりも「あひる口のマーメイド」 日人はなぜ、パンデミック終息への希望を「妖怪」に見出したのか? 緊急事態でも「マスコット」を求める国 新型コロナウイルスの影響で、日で話題の半人半魚の妖怪「アマビエ」。疫病から人々を守るという伝説があることなどから、2月末頃からじわじわとネット上で話題になっている。 3月に入ってからこの「アマビエ」に関するツイートが急増し、ついに今月9日には、厚生労働省が新型コロナ感染拡大防止の啓発マスコットにアマビエを正式採用。 【STOP!感染拡大】 自分のため、みんなのため、大切な人のため。私たち一人ひとりが、できることをしっかりやっていく。それが私たちの未来を作ります。国民の皆さま、引き続き、不要不急の外出や3密を避ける行動へのご協力をお願いします。#新型コロナウイルス #アマビエhttps://t.co/t0K2xwpGBn pic.twitte

    日本人はなぜ、パンデミック終息への希望を「妖怪」に見出したのか? | 社会的距離戦略よりも「あひる口のマーメイド」
  • 「首相は34歳女性、閣僚の4人が35歳未満」のフィンランドから学べること | 優秀な若者こそ政治の世界で活躍すべき

    優秀な若者こそ政治の世界で活躍すべき 「首相は34歳女性、閣僚の4人が35歳未満」のフィンランドから学べること 2019年末に発足したフィンランドのサンナ・マリン政権。左から教育相のリー・アンデション(32)、内務相のマリア・オヒサロ(34)、首相のマリン(34)、副首相のカトリ・クルムニ(32) Photo: Antti Yrjonen/NurPhoto via Getty Images

    「首相は34歳女性、閣僚の4人が35歳未満」のフィンランドから学べること | 優秀な若者こそ政治の世界で活躍すべき
  • ポルノや斬首画像をタグ付けし続け、月給2万円…「AI」機械学習の闇 | アマゾンやマイクロソフトから受注するインド企業に潜入取材

    プラダンは大腸内部のポリープや、ガン化するかもしれない小さな新生物を探す。ぬらりとして赤く腫れたニキビにも似た突起物を発見すると、マウスを動かし、キーボードを叩いて、デジタルの輪を描画してマークした。 プラダンは医学を学んでいるわけではなく、「AI人工知能)」の学習システムに関わっている。ゆくゆくは医師の仕事も、彼女が開発に“貢献”したAIに取って代わられるかもしれない。 AI「学習」の内幕 プラダンは、この小さなオフィスビルの4階で働く数十人の若いインド人男女のひとりだ。彼らはデスクの前にずらりと並び、ありとあらゆるデジタル画像のアノテーション(AIの学習向けにデータを紐付けること)をおこなう。 街頭写真に写りこんだ停止標識に歩行者、衛星写真の工場、石油タンカーに至るまでを正確に特定する。 大半のテック業界関係者が「世界の未来の姿」だと話すAIは「機械学習」と呼ばれる開発手法のおかげで

    ポルノや斬首画像をタグ付けし続け、月給2万円…「AI」機械学習の闇 | アマゾンやマイクロソフトから受注するインド企業に潜入取材
  • トマ・ピケティ「新型コロナの危機は重大だが、社会変革のきっかけに」 | 映画版『21世紀の資本』映画を通して伝えたいこと

    世界全体で売上部数250万部を超えた異例の経済書『21世紀の資』が映画となって3月20日から日で公開される。原作者のトマ・ピケティが映画公開に先立ってパリで催された試写会・トークイベントに登場し、新型コロナウイルスや中国における検閲、米国の政治状況について語った。 分厚いを読まない人にも格差について知ってほしい 行列に並んで店に入ったものの、買いたかった商品は棚にない。マスクや消毒用アルコール、トイレットペーパーのことではない。店の棚はほぼ空っぽ。べられそうにない悪臭のする肉などが売られているだけだ──。 映画版『21世紀の資』は、共産主義体制が崩壊した東側諸国のそんな悲惨な光景から始まる。原作者のトマ・ピケティは学生時代に、そんな東側諸国を旅して、内側からその惨状を見たと映画で語る。 「共産主義の欺瞞が白日のもとに晒され、資主義が支持されることになりました。ただ、問題はそれが

    トマ・ピケティ「新型コロナの危機は重大だが、社会変革のきっかけに」 | 映画版『21世紀の資本』映画を通して伝えたいこと
  • ピケティの弟子ガブリエル・ズックマンが語る「平等の国アメリカが『格差大国』に堕ちた理由」 | 米大統領選の鍵を握る気鋭の仏経済学者インタビュー

    『21世紀の資』で知られるトマ・ピケティに師事し、アメリカ富裕層が巨額の脱税を犯しているという実態を暴いたフランスの若手経済学者ガブリエル・ズックマンが、新著『不正の勝利』を11月に出版した。かつて世界で最も平等な国のひとつだったはずのアメリカで格差が拡大している理由や、それを改善する富裕税の論拠などについて仏紙に語った。 1930年代のアメリカの所得税は90% カリフォルニア大学バークレー校の経済学教授ガブリエル・ズックマン(32)は、いま世界で最も注目を集める経済学者のひとりだ。博士論文の指導教官は『21世紀の資』(みすず書房)で知られるトマ・ピケティ。 ズックマンは、2020年の米大統領選で民主党の候補者指名の獲得を目指すバーニー・サンダースやエリザベス・ウォーレンに経済政策面でアドバイスをしている。2019年10月、同僚のフランス人経済学者エマニュエル・サエズとの共著『不正の

    ピケティの弟子ガブリエル・ズックマンが語る「平等の国アメリカが『格差大国』に堕ちた理由」 | 米大統領選の鍵を握る気鋭の仏経済学者インタビュー
  • 米巨大企業の「隠し財産」64兆円を発見したトマ・ピケティの弟子 | 気鋭の経済学者ズックマンが語る「格差はなくせる」

    2016年、世界の富裕層による何兆ドルもの脱税を暴いた論文で一躍、脚光を浴びたのがフランス出身の若き経済学者ガブリエル・ズックマンだ。なぜ、スーパーリッチたちの隠し財産に目をつけ、どうやってカネの移動を明らかにしたのか。経済学に新風を巻き起こした天才に、世界中に広がる格差の問題や最新の研究について米経済誌が取材した。

    米巨大企業の「隠し財産」64兆円を発見したトマ・ピケティの弟子 | 気鋭の経済学者ズックマンが語る「格差はなくせる」
  • 「陰鬱なロシア」は「夢見る日本」のソフトパワーに完敗した | アニメ『ゴールデンカムイ』を見て北方領土移住に憧れる若者も…

    北方領土問題をめぐり対立を深める日ロシアだが、ソフトパワーでは日の圧勝だ──。ロシアのティーンエイジャーに熱狂的に支持される日アニメを軸に、ロシアの若手作家が独自の視点で日ロ関係を論じる。 著者のエレーナ・オジノコワは、ウプイリ・リホイ(不吉な吸血鬼)のペンネームで小説を執筆しており、2018年に発表した風刺小説『スラブのオタク』(未邦訳)がロシアの文学賞「ナショナルベストセラー2019」にノミネートされている。 大手紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」に掲載された彼女のエッセイを紹介しよう。 アメリカより日がイケてる かつてナポレオン率いるフランスの大軍がロシア帝国に攻め入ってきたとき、ロシアの貴族は全員フランス語を話していた。それどころか、当時はファッション、文学、料理や慣習まで、すべてフランス流がまかりとおっていた。つまり、フランス文化はナポレオンよりずっと先に、ロシアを征服し

    「陰鬱なロシア」は「夢見る日本」のソフトパワーに完敗した | アニメ『ゴールデンカムイ』を見て北方領土移住に憧れる若者も…
    deadwoodman
    deadwoodman 2019/02/14
    “日本のアニメ業界は、ロシアでの売り上げは期待していない。というのも、ロシアではアマチュアの翻訳と声優による海賊版がはびこっているからだ。その仕事をしたいから、多くの若者が日本語を学ぶ”
  • ハーバード大学教授スティーブン・ピンカーが断言「世界は良い方向に進んでいる」 | これからの時代どう生きる?

    これからの時代どう生きる? ハーバード大学教授スティーブン・ピンカーが断言「世界は良い方向に進んでいる」 地球温暖化、テロ、移民問題に、あとを絶たない暴力事件──。私たちが日々目にするニュースは暗い話題で溢れている。一見すると、世界は不穏な空気に包まれているように思えてしまうが、スティーブン・ピンカーはそれをきっぱりと否定する。 科学が生活の利便性をいかに高めてきたのか、そして「歴史上もっとも幸せな時代」を持続するために人類が何をすべきかを、ハーバード大学の名物教授が米「ニューヨーク・タイムズ」紙に語った。 ハーバード大学の認知心理学者スティーブン・ピンカーは、挑発的な論調で知られている。たとえば女性が根的に男性と違い、その差異は遺伝子によって決定づけられているとか、銃乱射事件などの残虐なニュースが日々流れるなか、社会から暴力が減っているといった議論を展開している。 そんなピンカーは最新

    ハーバード大学教授スティーブン・ピンカーが断言「世界は良い方向に進んでいる」 | これからの時代どう生きる?
    deadwoodman
    deadwoodman 2019/01/07
    “最新刊『Enlightenment Now』(未邦訳)で、地球上の暮らしがどれほど向上しているかについて書いている。個人の安全や寿命、経済の安定性、幸福度など…現代人は17世紀の啓蒙時代の幕開け前と比べて遥かに恵まれている
  • ドイツ人に学ぶ「線引き」された働き方と休み方 | ストレスフルな日本のあなたへ | クーリエ・ジャポン

    ドイツ人は勤勉」か 「それは私の仕事ではないから知りません」 ドイツでこの言葉を聞くと、「またか」と思う。初めてこの返事を聞いたときはあ然とした。知らないならば調べて答えるのが、そちらの役割ではないのか。日で会社員として10年以上働いてきた私はそう思っていた。 ドイツに住むと、物事が思い通りに進まないことは日常茶飯事だ。会社の電話や窓口では、たらい回し。メールの問い合わせに、返事は来ない。ドイツ人は勤勉というイメージがあると思うが、それは嘘なのだろうか。 しかし、そうした経験が増える一方で、ドイツ経済は好調だと聞く。私が日頃受ける印象とうまく結びつかないが、やはりどこかの部分でドイツ人は勤勉なのか。 もともと私がドイツの首都ベルリンへやって来たのは、仕事のストレスから逃れたかったからだ。日の出版社に勤務していた頃は次から次へと作業が降りかかり、毎日イライラして心に余裕がなかった。子供

    ドイツ人に学ぶ「線引き」された働き方と休み方 | ストレスフルな日本のあなたへ | クーリエ・ジャポン
  • 米紙が絶賛! 折れたバットを「箸」にリサイクルする日本 | 大谷翔平や松井秀喜が使ったバットも

    試合や練習中にひびが入ったり折れたりしたバットを回収して、箸に生まれ変わらせている日企業にニューヨーク・タイムズ紙が着目。日人のリサイクル精神と、球界全体で取り組んでいるバット用木材の保全活動を報じている。 イチローも愛用していたアオダモ材とは メジャーリーグで試合中に折れたバットはたいてい、チームストアで記念品として販売されるか、寄付、廃棄、もしくはボトルオープナーのハンドルとして再利用されるのが関の山だ。 一方、リサイクルにこだわる日では、プロ野球でひびが入ったり折れたりしたバットが、この国で欠かせないものに生まれて変わっている。日人にとって、なくてはならないもの、箸である。 毎シーズン、何千もの破損バットが加工され、「かっとばし!!」という名前の箸が作られる。これは環境保全の取り組みの一環で、バットに使用されるアオダモという木材の保護・育成を目指す長期的な活動だ。

    米紙が絶賛! 折れたバットを「箸」にリサイクルする日本 | 大谷翔平や松井秀喜が使ったバットも
  • 中国人の「ドリアン愛」が強すぎて…マレートラが絶滅の危機 | 爆発的消費量に栽培が追いつかない | クーリエ・ジャポン

    市場に並ぶ果物の王様、ドリアン。表面の刺と強烈な臭いが特徴で、可部は甘みが強く栄養豊富。 Photo: Vudhikul Ocharoen / iStock / Getty Images Plus 日ではあまり馴染みのない高級フルーツ、ドリアン。独特で強烈な臭いのイメージが強いが、ねっとりとした感と強い甘みが妙にクセになる不思議な果物だ。近年、中国ではこのドリアンが人気を博しており、彼らの「ドリアン愛」を満たすために絶滅危惧種のトラの住処が犠牲になっている。 トラの生息地が「ドリアン愛」の犠牲に 中国で近年人気急上昇中の果物といえば、ドリアンだ。その爆発的に増え続ける需要を満たすため、絶滅危惧種であるマレートラの生息地が焼き払われ、彼らの生態が脅かされている。 中国人のドリアン熱は凄まじく、同国のドリアン輸入額はこの10年間、毎年平均26%のペースで増加し続けてきた。世界一のドリアン

    中国人の「ドリアン愛」が強すぎて…マレートラが絶滅の危機 | 爆発的消費量に栽培が追いつかない | クーリエ・ジャポン
  • ハーバード大学の有名教授が「話を聞く力の低下」を警鐘 | あの白熱教室のマイケル・サンデルが… | クーリエ・ジャポン

    “聞く耳を持たない”人々 ハーバード大学で政治哲学を教えるマイケル・サンデル教授がアメリカ国内の政治論議の質の低下を憂慮している。そのなかでもサンデルがとりわけ問題視しているのが、公共の場における政治論議で「人の話を聞くスキル」がなくなっていることだ。 サンデルは2018年10月、米ミズーリ州のラジオ局「セントルイス・パブリック・ラジオ」の番組に出演し、こう語っている。 「来、民主主義という自治の営みは、自分とは意見の異なる人を説得したり、自分とは意見の異なる人から説得されたりすることを抜きにはありえません。これが『熟議』というものだからです。市民同士が議論をして何が共通善なのかを見きわめるわけです。ところがここ数十年のアメリカ政治を見ると、真の意味での『熟議』や『説得』が抜け落ちています」 サンデルの指摘によれば、ブレット・カバノーの米連邦最高裁判事指名承認に関する公聴会でも、議論の目

    ハーバード大学の有名教授が「話を聞く力の低下」を警鐘 | あの白熱教室のマイケル・サンデルが… | クーリエ・ジャポン
  • ヨーロッパで活躍する財務官僚が寄稿──官の「人材と働き方の多様性」が国を強くする

    ヨーロッパの官庁──そこは日の霞ヶ関とは段違いにさまざまなバックグラウンドを持つ人が集まり、キャリアや性別に関係なく、自由に働いて能力を発揮している場所だった。 かつてイギリス財務省に勤務し、いまはフランスのOECDで働いている気鋭の財務官僚・高田英樹さんが、自らの経験と共に、ダイヴァーシティを重視した新たな「官」のあり方を提唱する。 ※稿は個人としての見解であり、筆者が所属する組織の見解を代弁するものではありません。 日のモデルが「当たり前」ではない 私は日の財務省に勤務して二十年余になるが、そのうち3回、海外赴任の機会をいただいている。1回目はイギリスでの留学、2回目は、再びイギリスだが、イギリス財務省に出向し、イギリスの行政に携わるというユニークな経験だ(くわしくは筆者のホームページを参照されたい)。そして3回目として現在、パリにあるOECD(経済協力開発機構)で勤務している

    ヨーロッパで活躍する財務官僚が寄稿──官の「人材と働き方の多様性」が国を強くする