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bookと政治に関するendorのブックマーク (4)

  • 政治と秋刀魚 - 池田信夫 blog

    著者(ジェラルド・カーティス)はRIETIの客員研究員だったので、何度か話したことがある。書のタイトルからもわかるように日が好きで、日語は完璧だった。「中選挙区制はワークしていた。それを壊した日は、しばらく混沌とした状況が続くだろう」というのが彼の予想だった。たしかに、かつては官僚が政策を立案し、自民党の派閥が利害調整を行ない、「国対政治」で野党の主張も取り入れる非公式の調整メカニズムが、それなりにワークしていた。 しかし、この安定したシステムで甘やかされた万年野党が政策の競争をなくし、利益集団にバラマキを行なう政治が続いてきた。1993年に小沢一郎氏が仕掛けた政治改革の目的は社会党をつぶすことであり、その点では成功したと私は思うが、その後15年も混乱が続いているのは、著者の指摘した通りだ。その根的な原因は、伝統的な調整メカニズムが崩壊したのに、それに代わるメカニズムができてい

  • 404 Blog Not Found:民主主義を脱構築!? - 書評 - 逆接の民主主義

    2008年04月11日22:45 カテゴリ書評/画評/品評 民主主義を脱構築!? - 書評 - 逆接の民主主義 角川書店岸山様より献御礼。 逆接の民主主義 大澤真幸 今まで読んだ中で、「理解不能」や「論理破綻」や「ナンセンス」なものを除いて、もっとも難解だった新書。同時に、なんのために書かれたという理由が最も単純かつ切実だった新書。 こんな一冊を待っていた。 書「逆接の民主主義」は、角川Oneテーマ新書の最新刊。そのOneテーマは、書のカヴァーには「日社会」とある。 とんでもない不当表示である。 書のテーマは、「日社会」などという小さなものではないのだ。 目次 (手入力) まえがき 第一章 北朝鮮を民主化する - 日国憲法への提案(1) 第二章 自衛隊を解体する - 日国憲法への提案(2) 第三章 デモクラシーの嘘を暴く - まやかしの「美点」 第四章 「正義」を立て直す

    404 Blog Not Found:民主主義を脱構築!? - 書評 - 逆接の民主主義
  • 北朝鮮vs.アメリカ - 池田信夫 blog

    手嶋龍一氏は、私の知っているかぎりNHK政治部でもっとも優秀な記者だったが、彼のフリーになって最初の作品『ウルトラ・ダラー』はいただけない。北朝鮮の偽ドル印刷というネタに意外性がない上、ストーリー展開が平板で、落ちもつまらない。何より小説という形をとったことで、彼の取材した情報が台なしになっている。 書はそれを枕に使いながら、まさに小説より奇怪な偽ドル事件の実態を描いている。私も奇異に思ったのは、2005年にバンコ・デルタ・アジア(BDA)が北朝鮮の資金洗浄を行なっていると主張するアメリカ政府の要求で資産凍結され、それに対して北朝鮮が抗議したとき、翌年ベルリンで2ヶ国協議を行ない、そのあと2007年の6ヶ国協議でアメリカが急に弱腰になったことだ。「テロリストとは交渉しない」はずのブッシュ政権が、テロ国家と名指した国と協議し、「核査察は金融制裁を解除しないと認めない」という筋違いの要求

  • 「正義の国」の日本人 - 池田信夫 blog

    マイク・ホンダ議員の「慰安婦非難決議案」のとき、産経新聞などがしきりに流したのが、中国ロビーの献金や選挙区事情(中国韓国系のほうが日系よりはるかに多い)などの政治的背景だが、そういう打算だけで何回否決されても同じような決議案を出すとは考えにくい。ホンダ自身のいう「かつて私が強制収容所に入れられたことに対して米政府が謝罪したように、日も謝罪すべきだ」という素朴な正義感があるのは、たぶん当だろう。だとすれば、その正義感の背景にあるのは何か――という問題をさぐったのが書である。 著者は「元ロサンゼルス特派員」という奇妙な肩書きになっているが、NHKの職員である。NHKの名前が出ると、慰安婦がらみの訴訟の問題で経営陣が神経質になるので、伏せたらしい。同じ配慮で、慰安婦についてもくわしくはふれていない。テーマは、ホンダの行動に日人の多くが感じた「日系人がなぜ日を非難するのか」という疑問

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