働くことは大事である。だからこそ働くことを報酬にしてはならない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

>人間はどうして労働するのか http://blog.tatsuru.com/2009/12/16_1005.php >、「働く」というのは、本質的には「贈与する」ということであり、それは人間の人間性をかたちづくっている原基的ないとなみである。 これはミクロの人間学としては正しい。少なくとも正しい面がある。 そして、マクロ社会的な原理としても、たとえば「捨て扶持」論的なベーシックインカム論に対して、人間にとって働くことの意義を説くという場面においてはきわめて重要だ。 私自身、『日本の論点２０１０』における「ベーシックインカムの落とし穴」のなかで、 >・・・なるほど、ＢＩとは働いてもお荷物になるような生産性の低い人間に対する「捨て扶持」である。人を使う立場からは一定の合理性があるように見えるかも知れないが、ここに欠けているのは、働くことが人間の尊厳であり、社会とのつながりであり、認知であり、

[haruhiwai18]

"仕事をやらせてもらえること自体がありがたい報酬なんだから…何をふてぶてしくも要求するのか、というロジック""「やりがいの搾取」"　→そして すぐ後に "お前の代わりは幾らでも いる"とのたまうブラック経営者ww

[choro23]

働けること＝自己実現を報酬ととらえてしてしまうと、仕事をさせて貰えるだけでありがたいのだから、その上何を要求するのか、というロジックになる。

[anomy]

労働者が消費者・客・経営者・上司に堂々と「働いてやってる」と言える社会を。少なくとも、「雇ってやってるだけありがたいと思いやがれこのクソニート共！」と言われる社会に貢献したくない。

[coleo]

「「互酬」の麗しき世界で労働」は関係の対称性を前提とする。hamachanがいうとおり「自発的に権利を返上してしまうボランタリーな「やりがいの搾取」の世界」に、一方の側は自らを置かざるをえないのだからね。

[namawakari]

“自分自身が自発的に権利を返上してしまうボランタリーな「やりがいの搾取」の世界”

[keiseiryoku]

これは本当にもう何度もそう思ってきた。その通り。

[ttkk]

国民全員を半公務員みたいな感じにして、簡単な公共サービスを負担してもらう代わりにBIを出すとかできんのだろうか。重度障害者の人とかの問題は残るけど

[NOV1975]

意味は対価を伴わないと虚しいかもね。

[shino-katsuragi]

労使関係のなかではこれが現実。／同時に、家事とか子育てとか介護とかの unpaid work　はどうしてくれるんねん、という考え方にもなる。

[takayan]

ベーシックインカムとは「あなたが働いて社会との接点を持ってくれてありがとう」という社会全体からのごほうび、と読んだ。 // 問題はブラック企業が「BIあるから低賃金でもっと働かせろ」と言い出しかねないところ。

[aozora21]

『労使関係という社会的なルールの原理としては、あえてミクロ人間学的には問題をはらんでいても、 >「働くことは自己利益を増大させるためである」という歪んだ労働観 になにがしか立脚しておかなければならない』

[daruyanagi]

BIはブラック企業へ抵抗する際の礎になりうると思うんだけどな。だって、BIがあればわざわざブラック企業で我慢する必要がないんだもの。権威に対抗する基礎になる

[zu2]

良エントリ

[fujiyama3]

エントリと全然関係ないが、なんで短縮アドレスが登録されてるんだろ？

[BUNTEN]

hamachan先生の話はどっかいけすかんことが多いのだが、これは大賛成。＼(^o^;)／

[rajendra]

「働くことはそれ自体意味がある。だからこそ、働くこと自体を報酬にしてしまってはならない。」健全な労働は健全な報酬にやどる。

[Nachbar]

「働かせてやるだけありがたいと思え」的ボッタクリ思想の最上位層はまだしも洗脳されて「ハイ！働かせていただけている私は幸せです！」な上司や同僚達がガンになることも多し。

[TakahashiMasaki]

（最近思っているが，日本＝奴隷システムが改善されるためには一度全員みなごｒ（略

[REV]

「仕事をやらせてもらえること自体がありがたい報酬なんだから、その上何をふてぶてしくも要求するのか、というロジック」「自分自身が自発的に権利を返上してしまうボランタリーな「やりがいの搾取」の世界。」

[kodaif]

"それ自体意味がある。だからこそ、働くこと自体を報酬にしてしまってはならない。それは労働を与えるものと労働を受け取るものの関係で社会の仕組みを構成しているわれわれにとっては、譲ってはならない一線なのだ"