石破政権の“生命線”予算修正のシナリオは? 専門家「おそらく…」 | 毎日新聞

トランプ米大統領の就任式を受け、記者の質問に答える石破茂首相＝首相官邸で2025年1月21日、平田明浩撮影 通常国会が24日に開会しました。石破茂政権は衆院で過半数を持たない「少数与党」で、野党の協力がなければ当初予算を成立させられません。石破首相は野党の要望を取り入れて予算を修正する可能性を否定していませんが、修正にはどのようなハードルがあるのでしょうか。元参院職員で、予算委員会調査室長などを務めた藤井亮二・白鷗大教授に聞きました。【聞き手・高橋祐貴】 ――政府が提出した予算を修正する場合、どのようなやり方があるのでしょうか？ ◆政府自身が修正する場合と、国会によって修正する場合の二つがあります。政府修正では、予算を提出した衆院の承諾を得た上で、予算案を撤回し、新たな予算案を出し直すことになります。戦後7回の例があり、当初予算で4回、補正予算で3回です。 ――国会修正はどうでしょうか？