同志社大ラグビー部新監督の数奇な半生 和菓子屋と二刀流で名門再建 | 毎日新聞

練習で選手たちに指示を出す永山宜泉監督＝京都府京田辺市で2025年3月11日午後6時10分、大東祐紀撮影 近年低迷する大学ラグビー界の名門、同志社大の新監督に就任した永山宜泉（ぎせん）さん（54）は和菓子屋の経営と二足のわらじでラグビーを教えている。26歳でラグビーから離れ、借金を抱えていた実家の和菓子屋を再建。現在はかつてライバルだった和菓子屋を経営しながら学生とともに汗を流す。どう転ぶかわからない楕円（だえん）球の球筋のような数奇な半生を歩んできた新監督には選手たちに伝えたいことがあった。 まだ肌寒く、小雨が降る3月中旬。ニット帽をかぶった永山さんは京都府京田辺市のラグビーグラウンドで、腕を組みながらじっと練習を見守っていた。大柄な体は、第1列の選手だったことを想起させる。 「選手たちにはまだあいさつくらいしか教えていません」。2月に監督に就任してから、1カ月ほどが過ぎた。和菓子屋の職

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近年低迷する大学ラグビー界の名門、同志社大の新監督に就任した永山宜泉さん（54）は和菓子屋の経営と二足のわらじでラグビーを教えている