「資格」と「スキル」こそが発達障害の働き方を救う

弱点を埋め合わせて大組織や病院臨床に適応するだけでなく、視線を外に向けて自分の強みを生かせるキャリアを探っていくことも重要――。その考えを実践するがごとく、初期研修を終えた筆者は、産業医としてのキャリアをスタートさせました。発達障害を抱える医師は、「王道」に固執することなく、自らの強みと弱みを棚卸しして、自身にマッチするキャリアを選び取ってほしい。そうしたメッセージとともに、この連載は最終回を迎えます。