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感染しない乾癬、なぜ「かんせん」の呼び名? 最古の記録は明治後期
“乾癬(かんせん)”という皮膚の病気があります。この病気は発音(カンセン)が感染をイメージせるため... “乾癬(かんせん)”という皮膚の病気があります。この病気は発音(カンセン)が感染をイメージせるためうつる病気と誤解されやすく、「決してうつらない病気である」ことがこれまでも繰り返し、啓発されてきました。 では、そもそもなぜ、このように誤解を招く“乾癬”という病名になったのでしょうか。医療現場で使われている病名は、どのように決まっていくものなのか、専門家の協力を得てその由来を追いました。(朝日新聞デジタル機動報道部・朽木誠一郎) 皮膚が白い大型のフケのようなカサブタをつけたり、赤く平坦に盛り上がったりする症状が出る乾癬という病気。 “乾癬”という日本語の病名が登場する文献は、土肥慶蔵さんによる明治後期の『皮膚病黴毒(ばいどく)圖譜(ずふ)』および大正初期の『皮膚科学』までさかのぼるとされます。これらの医学書には、“尋常性鱗屑疹(じんじょうせいりんせつしん)”という病名が先に、その後に“乾
2022/05/26 リンク