慰安婦問題が突き付ける、「歴史を装った記憶」の危険性

＜マスメディアや国家の式典などによって伝達されるものは「記憶」であり、歴史家が書く史実ではない。それなのに、記憶は歴史よりも多くの場所で語られ、人々の脳裏に刻まれていく。慰安婦問題とは、「歴史」をめぐる争いなのか──？＞ 日韓関係の悪化と共に、慰安婦問題が再びニュースとなっている。しかしそこで議論されているのは、「歴史」なのだろうか、それとも「記憶」なのだろうか。 歴史問題がニュースになるとき、「歴史」と「記憶」は分けて考える必要がある――そう説くのは、米コロンビア大学のキャロル・グラック教授（歴史学）だ。グラックは新著『戦争の記憶 コロンビア大学特別講義―学生との対話―』（講談社現代新書）のなかで、歴史問題が報じられるとき、政治化された「記憶」が事実に基づく「歴史」を凌駕する事態が起きがちだということを解き明かしていく。 本書は、ニューズウィーク日本版の企画として2017年11月～201

[y-wood]

『歴史を装う、という意味では成功ですよね』記憶ですらない神話を現在進行形で作成中だしな。

[isrc]

「歴史を装った記憶」に振り回されないようにするには「歴史」なのか「記憶」なのかを意識的に見ることが必要だ。それが「記憶」である場合、国ごとに一致を見ないのはある意味当然である。その背景を複眼的に知ろう

[hagakuress]

良記事。「戦争についてあまり知らない人たちの間でさえ、敵対心や衝突、憎しみを生んでしまうことになります。歴史を装う、という意味では成功ですよね。」

[hdampty7]

良記事に見えるけど全然違うんだよな、この教授、クマラスワミ報告を事実だと信じていそう。既にこの教授が記憶の犠牲者なんだけど！

[IkaMaru]

それは「記憶」と呼ぶのすらおこがましく、「物語」にすぎないのでは。主観も組み立てれば客観を構築するに至るが、ピックアップした事実と都合のいい創作で組まれたそれはゼロから創り上げたものと変わらない

[h5dhn9k]

事実は一つでも、それに対する解釈は人の数だけある。とも言い換えられるかな？……

[myogab]

かつて「事実」と「真実」で語られてたものだな。＞歴史と記憶。／心理学が偽りの記憶を植え付ける事が可能だと明かしての後、偽りの記憶が積極的に政治へ利用されている印象。

[questiontime]

そもそも「記憶」と歴史は対立する概念ではない。この記事の内容を認めてしまうと、自分に都合がいい事実は「歴史」になり、都合が悪い事実は「記憶」にされてしまう。

[Baru]

結局は、「開かれた対話」が必要という無意味で超平凡な結論。いわゆる人権派も歴史修正派もどちらも開かれた対話ができない。それを認識した上で、どうするのかという方法論が欲しかった。

[paravola]

マスメディアによって伝達されるものは「記憶」であり、史実ではない／論争を通じて知る「メタ・メモリー」

[tarodja3]

…いわゆる政治絡みの「歴史」とは…大半が 為に都合のいいように（煽動・洗脳のため）繋ぎ、紡ぎ会わされた「陰謀」なのだ…国際政治は多分にその仮面の上に成り立っているとも言える、、、

[sumida]

「歴史修正主義」という言葉を悪い意味で使う方には、「記憶」を神聖視する向きが多い気がします（これもまた「記憶」だけど）。

[frothmouth]

“「歴史を装った記憶」”

[jSFeDlT5]

"慰安婦や徴用工問題は、歴史というより記憶だと。ならば、共通の認識を持つことはそもそも難しい。人それぞれ記憶は異なるしね。問題解決は、ある程度相手の言うことを収めて、その上で妥協が必要なのだ。"