公共放送は「偏向」=豪首相が不満 【シドニー時事】オーストラリアのアボット首相は29日、民放ラジオ番組に出演し、「公共放送ABC(豪放送協会)は反豪姿勢に偏向すべきでない」と不満を述べ、客観報道に徹するよう改善を求めた。 ABCは昨年11月、米中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者から入手した文書に基づき、豪情報当局がインドネシア大統領夫妻の電話を盗聴していたと報じ、2国間関係の悪化につながった。首相は、ABCは「反逆者」スノーデン容疑者の言い分を宣伝する形で報じたと非難した。(2014/01/29-15:25)