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「このフィルムは、クリプトン社、SEGA社をはじめ、世界中のクリエイターやファンの協力で制作されました」ということで、GoogleChromeの普及用PVの新作が公開されました。 これまでの初音ミクのムーブメントをわずか1分で総括するすごい内容となっており、もちろんBGMに流れる曲も「初音ミク」であり、出演するのは中の人だったり、あれこれいろいろです。 Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク) - YouTube "初音ミク"は、誰でも自由に歌わせることができるバーチャル・シンガーです。 音楽のみならず、イラスト、映像、CG、コスプレ、生演奏、ダンスなど、 ウェブ発の爆発的なN次創作ムーブメントを生みました。 3万曲以上のオリジナル楽曲をはじめ、 ウェブを通じて、初音ミクを使った無数の作品がいまも発表され続けています。 無数のクリエーターが起こしたムーブメントを
株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方
[Open A代表/東北芸術工科大学准教授/「東京R不動産」ディレクター] 1968年佐賀県生まれ。早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂に4年間勤務後、早稲田大学博士課程に復学、この時期に雑誌『A』の編集長を経験。2003年に設計事務所Open Aを設立、ほぼ同時に「東京R不動産」を吉里、林らと始める。著書に、『「新しい郊外」の家』(太田出版)、『都市をリノベーション』(NTT出版)など。 だから、僕らはこの働き方を選んだ 日本一面白い不動産サイト「東京R不動産」。彼らが実践する、会社員とフリーランスの「良いとこ取り」のフリーエージェント・スタイルとは何か? これまでのワークスタイルや幸せの価値観が見直されるなか、やりたいことをやってちゃんと稼ぐ、彼らの戦略的な働き方を初公開! バックナンバー一覧 仕事や人生はキャリアプランのようにはいかないもの。人生の軸を「旅」ととらえ、新しい場所へと動
ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に
旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理 栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。 バックナンバー一覧 江戸の町を代表する『江戸三白《えどさんぱく》』の一つ、「大根」。 あとの二つの“白”は「米」と「豆腐」で、どれも江戸っ子に愛され、頻繁に食べられていた食材です。 この三つの食材の共通点は、主張せず、他の食材をいかようにも受け止めるけれど、なくてはならない存在――ということだと思います。 こんな人物が身近にいたら、さぞや心強いことでしょうね(笑)。 特に大根の食べ方たるや、生、煮る、焼く、炒める、揚げる、干す、漬ける、すりおろす……と、なんでも来い。 大根がおもしろいのは、生はさっぱりと瑞々しいのに、おろすと途端に辛くな
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 レンタルソフト店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は12月5日、東京・代官山に商業施設「代官山T-SITE」をオープンした。約1万2000平方メートルの敷地に、「代官山蔦屋(つたや)書店」を中心として飲食店や専門店が立ち並ぶ。 増田宗昭社長の資産管理会社が投資したもので、金額は明らかにしていないが、CCCにとっては「10年に1度の大規模な事業」(関係者)という。 にもかかわらず、オープニングイベントを行わないどころか、対外的な公表もほとんど行っていない。 後述するが、コンセプトは「大人のTSUTAYA」。それゆえ、若者を惹きつける賑わいを排し、メディアなどで人気スポットとして取り
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 100万人以上の従業員を雇用し、アップル製品の製造を請け負っているEMS世界最大手の台湾フォックスコン(鴻海精密工業)が先月19日、中国・深センにある主力工場で、「社員表彰式」を催した。毎年恒例となっている式典で、中国全土から集まった数十万人の従業員が見守る中、優秀工員に選ばれた200人が表彰された。 現地報道によると、同社の郭台銘(テリー・ゴウ)会長が表彰者ひとりひとりに賞金5000元(約6万円)、同社が生産するスマートフォンのiPhone4を手渡した。さらに来年春の台湾旅行も贈呈されるといい、“豪華プレゼント”に多くの従業員は羨望のまなざしを送った。何しろ、毎日自分たちが組み立てているとはいえ、iPhone4だけ
田村耕太郎 [国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授、米ミルケン・インスティテュート フェロー/2023年一橋大学ビジネススクール 客員教授] 早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。 証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。 その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。 2014年より、国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院兼任教授としてビジネスパーソン向け「アジア地政学プログラム」を運営
[Open A代表/東北芸術工科大学准教授/「東京R不動産」ディレクター] 1968年佐賀県生まれ。早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂に4年間勤務後、早稲田大学博士課程に復学、この時期に雑誌『A』の編集長を経験。2003年に設計事務所Open Aを設立、ほぼ同時に「東京R不動産」を吉里、林らと始める。著書に、『「新しい郊外」の家』(太田出版)、『都市をリノベーション』(NTT出版)など。 だから、僕らはこの働き方を選んだ 日本一面白い不動産サイト「東京R不動産」。彼らが実践する、会社員とフリーランスの「良いとこ取り」のフリーエージェント・スタイルとは何か? これまでのワークスタイルや幸せの価値観が見直されるなか、やりたいことをやってちゃんと稼ぐ、彼らの戦略的な働き方を初公開! バックナンバー一覧 会社は本当に拡大していく必要があるのだろうか?単なる利益の拡大だけでは意味がない。社会を豊か
1965年、東京都生まれ。プロデューサー。1987年「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の放送作家オーディションに合格し、番組の総合演出・テリー伊東氏に師事し放送作家デビュー。「学校へ行こう!」「仕立屋工場」「音楽寅さん」「空飛ぶグータン」など数々のヒット番組で企画・演出・プロデュースを手がける。WEBサイトやSNSゲーム、ファンションからマンションまで、さまざまな分野で、企業ブランディングやコラボ企画のプロデュース、デザインを行うなど、ジャンルを超えて幅広く活躍。雑誌や書籍では数多くの対談でインタビュアーを務める「対談の名手」として、またブログやツイッターが高いアクセス数を誇る情報キュレーターとしても知られている。著書に『企画の教科書』シリーズ、『初対面の教科書』『時間の教科書』(以上NHK出版)、『小沢一郎総理(仮)への50の質問』(扶桑社)、『相手に9割しゃべらせる質問術』(PHP
通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり 」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書) 他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 「引きこもり」するオトナたち 「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそ
20年後の自分が納得する未来を手に入れるためには、もう無関心ではいられない。大人まかせにはできない――。そんな思いを胸に約80人の大学生が10月からの2ヵ月、エネルギー問題に真剣に向き合った。今月末までに、1人ひとりが考え抜いたエネルギー政策案を首相官邸や関係閣僚、与野党党首に提出する。彼らの2ヵ月を追った。(メンター・ダイヤモンド委嘱記者 藤原秀行) なにげない会話から プロジェクトがスタート 「危険な原発はすぐに全部止めて、自然エネルギーに切り替えるべき。多少の不便はみんなが我慢すれば済む」。東京の私立大学に通う高山広海(仮名)はつい1ヵ月前までそう思っていた。その考えが揺らいだのは、福井県高浜町の野瀬豊町長や風力発電会社の担当者から直接話を聞いてからだ。 原発を誘致した自治体の財政は、国からの補助金や交付金、電力会社からの固定資産税に依存している。貴重な雇用をうんでくれるのも原発だ。
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 イラクの復興に、日本の総合商社がビジネスチャンスを狙っている。 イラクは、1980年代以降の3度にわたる戦争と、10年以上に及ぶ経済制裁で、これまで外資企業が本格的なビジネスに入ることはほとんどなかった。 だが、イラクは、サウジアラビア、イランに次いで世界第3位の原油埋蔵量(およそ1150億バレル)を誇る資源大国だ。復興へ向かう今、商社がビジネスをしない手はない。 11月後半、4年ぶりとなるマリキ首相の来日にあわせ、三菱商事は英蘭石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル社とイラク石油省傘下のサウス・ガス・カンパニーとのあいだで、イラクでの合弁事業契約に最終合意した。天然ガスを回収し、有効利用するこのプロジェクトの契約額は、
消費インサイド 今の世の中、いったいどんな商品やサービスが流行っているのか? それを日々ウォッチすることは、ビジネスでヒントを得るためにも重要なこと。世間でにわかに盛り上がっているトレンド、これから盛り上がりそうなトレンドを、様々な分野から選りすぐってご紹介します。 バックナンバー一覧 出張の際に、久しぶりに中野ブロードウェイに立ち寄った。何気なく2階をぶらついていると、白い壁にあの「pixiv」の文字が目に飛び込んで来た。 「pixiv」(ピクシブ)とは、イラストの投稿・閲覧が行なわれているSNSだ。私のような絵心のない人間にとっては、羨ましい限りのイラストが数多く紹介されており、ピクシブ株式会社が運営している。「pixiv」には、そのアカウント数だけでも、370万を越えているユーザーが登録しているというから凄い。 よくよく見ると、「pixiv Zingaro」と書かれていたため、「あの
前回は急遽延期された野田佳彦首相初訪中の話を取り上げたが、似たような話は今週中国とミャンマーの間でも起きているらしい。ミャンマーと言えば、11月30日から3日間、米国のヒラリー・クリントン国務長官が、国務長官としては実に57年ぶりで訪問し、両国関係の大幅な関係改善への意欲を表明したばかりだ。 米・ミャンマー関係はこれまで核開発や北朝鮮との協力にかかる疑惑、人権問題などをめぐりギクシャクしていた。しかし、本年3月以降は、ミャンマー新政府が政治改革を進める姿勢を示し、両国関係は急速に改善しつつある。 そこで今回と次回は、従来中国と蜜月関係にあると言われるミャンマーから、中国という巨大な隣国を眺めてみることにしたい。(文中敬称略) 幻の温家宝首相訪問?
Facebookは米国時間12月15日、新しいプロフィールページ「タイムライン」を一般公開した。これまで開発者など一部のユーザーにのみ公開されていたが、同日より紹介ページで申し込んだすべてのユーザーが利用できるようになった。 タイムラインは、9月に米国開催されたFacebookの開発者向けカンファレンス「f8」で発表された新プロフィールページ。旧来のプロフィールページに比べてビジュアルを多用。近況やアップロードした写真、チェックインしたスポット、ライフイベントなどを1つのページに集約。さまざまな情報をユーザーの好みに合わせて編集し、時系列で表示できる。 タイムラインが利用できるようになると、プロフィール画面上部に、「今すぐ公開」と「説明を見る」のボタンが表示される。ユーザーはタイムラインの内容を編集した上で公開できるが、その設定にかかわらず、利用可能になってから7日後には自動で公開される。
English follows (including details of the music) "初音ミク"は、誰でも自由に歌わせることができるバーチャル・シンガーです。 音楽のみならず、イラスト、映像、CG、コスプレ、生演奏、ダンスなど、 ウェブ発の爆発的なN次創作ムーブメントを生みました。 3万曲以上のオリジナル楽曲をはじめ、 ウェブを通じて、初音ミクを使った無数の作品がいまも発表され続けています。 無数のクリエーターが起こしたムーブメントを通じて、 ウェブの可能性をご覧ください。 "Tell Your World" / livetune feat. 初音ミク 作詞・作曲: kz ふと口ずさんだフレーズを掴まえて 胸に秘めた言葉乗せ空に解き放つの 君に伝えたいことが 君に届けたいことが たくさんの点は線になって 全て繋げてく どこにだって このフ
(英エコノミスト誌 2011年12月10日号) 中国沖合いのギャンブルのメッカを見て、中国のビジネスについて分かること。 中国の沿岸部から程近いマカオのカジノは、超金持ちのエネルギーと奔放な振る舞いに満ちている。大理石の柱や金の装飾、そしてカネが街中に溢れている。だが、光り輝く外観の裏には、もっと暗い予兆が見え隠れする。 マカオの成功は、純粋に賭け事に対する中国人の情熱だけで成り立っているわけではない。不安に駆られ中国本土から逃げ出す大量の資金も、マカオの原動力となっている。マカオの裏舞台をのぞくと、中国の汚職の実態と、多くの中国人ビジネスマンがいかに本土の政治情勢に怯えているかが明らかになる。 2004年に米国のカジノ運営会社がマカオに最初の施設をオープンして以来、マカオはディーラーがチップをさばく以上のスピードで成長を遂げてきた。 ラスベガスの4倍の規模に急成長 今年1~11月期の賭博
(2011年12月15日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 上海に近い海寧市は世界中に靴下を輸出していることで有名だが、同市の工場は最近、ユーロ圏から吹き付ける寒風に見舞われている。 「靴下メーカーでは今年、欧州連合(EU)向けの輸出が前年比で約30%落ち込んでおり、9月から最も大きな落ち込みが始まった」と海寧靴下協会のツォ・イエフェン会長は言う。 中国やその他アジア諸国の至るところで輸出関連の製造業が欧州の金融危機を感じており、2008年の金融危機の時と同じように、西側諸国からの需要減少が再び急激な成長鈍化を招くのではないかという不安を煽っている。 深刻な景気後退なら、中国の輸出は2ケタ減も こうした状況に対応して、多くの製造業者は輸出先を多様化し、混乱する西側市場を避け、発展途上国への販売を増やそうとしている。 大半の地域経済指標が、欧州向け輸出のデータが悪化する見込みであるか、すでに
(2011年12月15日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 狂気とは、異なる結果が出ることを期待しながら同じことを何度も何度も繰り返すことだ――。アルベルト・アインシュタインのこの格言をユーロ圏に当てはめるなら、首脳たちの入院は近いことになるだろう。 先週9日の欧州連合(EU)首脳会議は、悪化の一途をたどる危機への不適切な対応がまた繰り返されたものとして、各方面で物笑いの種になった。しかし、筆者の目を最も引いたのは首脳会議での合意の詳細ではなく(いずれにしても、レトリックが多く具体策に乏しい代物だった)、その前日に欧州中央銀行(ECB)が行った発表だった。 マリオ・ドラギ新総裁は、大半の観測筋が既に発生していると考えているクレジットクランチ(信用収縮)を緩和する対策をいくつも講じた。特に重要なのは、銀行が期間3年の資金を年利わずか1%で借りられるようにすることだった。 欧州の銀行の様子を見
欧州危機は周辺国からついに中核国に波及、イタリア国債金利は7%の危機水準に高まり、フランスにも伝染し始め、ユーロの崩壊と世界不況再来が真剣に心配されている。 もっとも危機の原因と処方が明確なのに、みすみす恐慌への落ち込みを容認してしまうほど、政治と市場が愚かであるとは思われない。危機は不適切な事情によって成長が阻害されていることによって起きているのであり、成長阻害要因が取り除かれることで「将来の成長が可能となる」展望が開かれる。危機こそは将来の成長基盤を整えるチャンス(危機=好機)でもある。 ユーロの最大の成長阻害要因となってきたのは、「ユーロ圏同一金利の成立による金融不全」であった。 一般的にはユーロ危機の原因は財政赤字と捉えられている。だが、その放漫財政を許した根本原因は、金融市場が適切な資源配分を果たしてこなかったという機能不全にある。過去10年間、資本は高インフレ、高成長、低生産性
現代人にとって海苔は、おにぎりやふりかけなどの食材として身近な存在。一方で、海苔には古くから「希少価値のある贈りもの」としての役割もあった。 今の時代も、海苔は師走の時期の贈りもの「お歳暮」の根強い定番商品だ。歴史をさかのぼると、上位の者に献上する品として常に名を連ねてきたのが海苔だった。 日本人と海苔の関わり合いの歴史を、前篇では「物を贈る」という観点から眺めてみることにしたい。後篇では、日本人が親しんできた海苔の、美味しさの理由について迫ってみることにしよう。 日本人は、贈りものに食べものを選ぶことがとりわけ多いと言われる。 民俗学者の柳田國男は『食物と心臓』という作のなかで、その理由を分析した。いわく、食料の贈りものとはそもそも神への供物なのであって、神と人びとが共に食べることに贈りものの意義があるという。 神に捧げるものが本来の贈りものであれば、当然ながら贈りものは高価なものになる
ノキアは携帯電話の出荷台数では世界トップを誇る企業。しかしスマートフォンでは米アップルの「アイフォーン(iPhone)」や米グーグルのOS「アンドロイド(Android)」端末の台頭でシェアを減らしており、とりわけ高機能端末が売れる米国市場では苦戦を強いられている。 そこでスティーブン・エロップ最高経営責任者(CEO)兼社長が打ち出したのがマイクロソフトとの提携だ。 同じくシェアが伸び悩むマイクロソフトと思惑が一致したこと、エロップCEOがマイクロソフト出身ということもあり、両社は協力体制を敷くことにした。 その第1弾となるのが「ルミア(Lumia)」と呼ぶ製品シリーズ。 ノキアは今年10月に「ルミア800」と「同710」の2モデルを発表しており、前者の上位モデルは既にドイツ市場に投入し、英国、フランス、イタリア、オランダ、スペイン、台湾などでも順次出荷を始めている。後者の廉価モデルは9日
運動をしているときに「これ以上走れない」「疲れてもう自転車をこげない」と感じ、無理のないように筋肉の運動を抑制させることができるのは、筋肉から脳へ送られる神経系のシグナルによって制御されていることが、スイスのチューリッヒ大学の人間行動科学スポーツ研究所のKai Lutz博士らの研究によって明らかになり、2011年12月号のEuropean Journal od Neuroscienceに発表されました。これまでの研究では、筋肉疲労は、筋肉から分泌される疲労物質「乳酸」などによって、筋肉痛などが引き起こされることがこれまで確認されてきました。 今回の研究は被験者に自転車こぎ運動をしてもらい、その時の脳の動きをfMRIで観察したもの。これによると筋肉を動かす運動を続けていると、運動ニューロンと呼ばれる、筋肉につながっている神経細胞と連動する脳の大脳皮質にある一時運動野(運動をコントロールする部
「奈良初のコワーキング・スペース"Coworking-Wakakusa"。外国人観光客も多い土地柄、国際色豊かにコワーキング」 世界中に広がる、新しいワークスタイル「コワーキング(coworking)」 フリーランスのデザイナー、クリエイター、ライターをはじめ、会社設立の準備に取り組む起業家や、スキルアップに励む会社員まで、業種・職種を問わず、ビジネスパーソンが自由に集まり、互いの強みを活かしながら協働する「コワーキング(coworking)」は、欧米を中心に、新しいワークスタイルのひとつとして、確立されつつありますね。 この現場となる「コワーキング・スペース」は、利用者がオフィススペースをシェアするという点ではレンタルオフィスと似ており、コンピュータの電源やインターネットが使えるという面では、カフェや喫茶店のような要素もありますが、これらと決定的に異なる点は、オフィス机や電源、インターネ
今夏、ギリシャの国債危機が世界中のメディアで騒がれていた時、よく語られたセリフがある。 「この危機が伝播して、超大国フランスにまで波及すれば、ユーロは崩壊する」 現実は周知の通り、欧州の国債危機はギリシャからイタリア、スペインときて、トリプルAという最上級格付けを持つフランス国債をも呑み込む「最終段階」に入った。 「イタリアもフランスも同じような財政問題を抱え、財政健全化に向けて迅速な行動をとってきたのに国債価格が急落。さらに財政健全な優良国であるドイツ国債までもが入札が不調で『札割れ』した。欧州ではどの国も市場の信頼を得ることが難しい状況。財政や景気がいい悪いという個別問題よりも、どこが影響を受けやすいかという相互関係で売られる『金融システム危機』が起きている。それがいまの欧州危機の本質だ」(日本リサーチ総合研究所主任研究員の藤原裕之氏) ユーロの問題は各国の「財政危機」から「金融危機」
ユーロ圏の信用不安問題の火が収まらない。注目された12月初旬のEU首脳会議では、ユーロ圏諸国と英国を除くEU加盟国が、より強固な財政同盟を形成する方向で合意が形成された。また、ユーロッパ版IMFと言われるESM(欧州安定メカニズム)の前倒し創設などが決議された。これらの政策は、ユーロ圏の信用不安問題を解決するためには間違ったものでない。しかし、これで、今、燃え盛っている信用不安問題を消し止めることができるかと言えば、答えは「ノー」だ。 まず、今回決定された政策の実行には時間が掛かる。財政同盟の形成にしても、これから加盟各国の議会で承認が必要になる。その手続きに時間が掛かることは、今までの例を振り返るまでもない。一部の国では、国内世論をまとめるのにかなりの時間が掛かることが想定される。あるいは、一部の国が脱落するかもしれない。ESMを立ち上げると言っても、それは来年の年央になる。 信用不安の
米国の軍事・諜報関係者の間では今、米国の超ハイテク無人偵察機がイラン軍の手に落ちた話題で持ちきりだ。 12月8日、米国のメディアはイラン国営放送が米国製の無人機の映像を公開したニュースを一斉に報じ、イランがどうやってこの無人機を落としたのか、無人機に積まれているはずの極秘データがどうなったかなど、様々な情報、分析や憶測を伝え、知られざる米・イラン諜報戦の一端に光を当てた。 「最近、我々が収集したインテリジェンスと正確な電子監視により、この航空機がスパイ活動のために我が国の領空内に侵入しようとしている事実を突き止めた。そしてこの航空機は、我が国の東部に侵入した後、我が軍隊の仕掛けた罠に落ち、機体への損傷を最小限に抑えたまま落とされた」 イラン国営テレビに登場したイラン革命防衛隊のAmir Ali Hajizadeh准将はこう述べて、イラン軍が「洗練されたサイバー攻撃」を使って米国の無人機をほ
御厨貴先生と池上彰さんが、日本の小さすぎる「首相の器」をテーマに語り合うこの連載。これまで首相育成システムの崩壊や、マスコミの政治報道のあり方、政治システムの構造的な欠陥について議論してきました。 最終回の今回は、政治家や官僚の器を一気に大きくできる秘策をご紹介します。さらに、野田佳彦首相に話が及ぶと、お二人から意外な言葉が飛び出します。日本の首相の器が、少しでも早く、少しでも大きくなることを願うばかりです。 御厨:そうなんですよね。首相の器がどんなに小さくても、内閣がころころと変わっても、日本という国が動いてきたのは、いろいろ批判はあるけれど、やはり官僚が支えてきたからです。ところが、その官僚を多数輩出してきた東京大学のゼミの現役学生たちは今、「官僚ってだめですね」と言うんです。そこで「そう言うけど、この国を支えてきたのは、君らの先輩たちでもある官僚だぜ」と、かつて官僚が国を支えていた時
である。 しかしそれぞれについて検証したように、これら3つの反対論はすべて一理あるものの、決して克服不可能なほどの決定的要因ではない。BIには、こうした懸念を補うに足るだけのメリットが存在する。こうした問題を解消する手立てがあることも具体的に示した。 BIが実現しない“本音”の理由 にもかかわらずBIが実現していないのは、実はもっと深いところに大きな問題があると考えている。 1つは、「働かざる者、食うべからず」という人々の意識。もう1つは、「簡素でシンプルな制度なため、恣意性や裁量が介在しないことに対する行政の抵抗」である。 第2回目で示した3つのBIへの反対論は、主として学者による“建て前”としての理屈上の反対論である。一方、ここで挙げた2つの問題はBIに携わる主体者である国民と行政の“本音”の反対論である。こちらは主体者の本音の反対論であるがゆえに、先の3つの建て前の反対論よりも強力で
再生可能エネルギーを福島県復興のシンボルにしたい――。 東日本大震災後、霞が関周辺を取材していると、こうした声を聞く機会に何度となく遭遇した。福島県は、東京電力・福島第1原子力発電所事故による甚大な被害に苦しんでいる。津波と地震からの復興に加え、原発へのアンチテーゼという意味を込めて、福島復興に再生可能エネルギーを盛り込みたいという思いがあるようだ。 実際、「福島を再生可能エネルギーの聖地に」と国内外から多くの人や企業が押し寄せている。例えば、電気自動車(EV)メーカーの米テスラモータースの創業者兼CEO(最高経営責任者)でもあるイーロン・マスク氏。今年7月に福島県相馬市を訪れ、相馬市に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を寄贈することを明らかにした。 数々のプロジェクトが立ち上がるなか、最大規模を誇るのが福島県沖に巨大ウインドファームを作ろうという国家プロジェクトだ。既に政府は、第三次補正
今週から2回にわたり、若き起業家の事業を紹介したい。彼らは、世界で通用する、いや“世界を獲れる”と思われる起業家たちだ。今までの日本の起業家は、アイデアのスコープや言語の壁の問題から、まだ十分豊かな国内市場をターゲットにしてきた。そこそこ成功という人ばかりだった。今回紹介する2人は違う。最初から、世界を視野に入れている。世界中の誰も考えつかなかったアイデアを、世界を変えるべく実行に移している。何と言っても、彼らがビジネスのコアに“日本にしかない価値”を組み込んでいるのが頼もしい。だからこそ世界の誰もまねできないビジネスになるのだ。 1人目は、モノの百科事典的な日本発のウェブサイト「Sumally」(サマリー)代表の山本憲資氏。起業までのキャリアも面白い。一橋大学でゲーム理論を専攻した後、電通入り。その後ファッション誌GQに移籍。その後、Sumallyを起ち上げた。 田村:Sumallyを始
[読了時間:2分] 株式会社REAL SAMURAIは、スマートフォン向けデコメール「REAL+」をAndroid端末向けにリリースした。REAL+は、「カカオトーク」や「Line」などといったメッセージングアプリに絵文字アニメを追加したようなサービス。日本のギャル文化はアジアで大人気だけに今後アジアでの普及が期待されるが、このアプリ、ただかわいいだけのアプリではない。その後ろには、高度なHTML5技術が隠されている。 日本のフィーチャーフォン(ガラケー)文化がアジアで通用するのは、写真をデコれるアプリ、SnappeeeやDECOPICの急速な普及で実証済み。(関連記事:DECOPICが1月弱で100万ダウンロード達成【湯川】)スマホ版デコメであるREAL+がアジアでそれなりに人気を呼ぶのは、ほぼ間違いないだろう。 ただ絵文字アニメを追加しただけのサービスならすぐに真似されてしまうだけのこ
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