大阪・堺市のガソリンスタンドで起きた窃盗事件で、無関係の男性が誤認逮捕された問題で、大阪府警察本部は不十分な裏付け捜査に加え、男性の取り調べの際、捜査員が「汚れた手で子どもの頭をなでられるのか」といった屈辱的と受け取られかねない言動をとっていたことを明らかにしました。 大阪・堺市の40代の男性は、盗まれた給油カードでガソリンを入れたとして逮捕・起訴され85日間にわたって身柄を拘束されましたが、ことし7月、事件とは無関係だったとして釈放され、起訴が取り消されました。 この問題について大阪府警察本部は8日、逮捕の決め手にしていた防犯カメラの時刻表示のずれを確認せず、裏付け捜査も不十分だったことなどが誤認逮捕の原因になったとする検証結果を公表しました。 さらに、男性の取り調べで捜査員が「あなたの汚れた手で子どもの頭をなでられるのか」といった屈辱的と受け取られかねない言動をとっていたことを明らかに