須田桃子さん 科学ジャーナリスト・ NewsPicks編集部副編集長 科学ジャーナリスト・ NewsPicks編集部副編集長 「たった1滴の血液であらゆる病気を検査できる」という触れ込みで、若干19歳の女性、エリザベス・ホームズが立ち上げたアメリカのスタートアップ「セラノス」。同社は一時、評価額90億ドル(日本円で約1兆円)と言われる超大型ユニコーンに成長するも、実態は実現にほど遠く、多くの虚偽が発覚。この未曾有の詐欺事件を追った『BAD BLOOD』は発刊と同時に大きな話題を呼びました。その翻訳書の刊行にあたり、共訳者のひとりである関美和さんと、『捏造の科学者 STAP細胞事件』の著者で科学ジャーナリストの須田桃子さんをお招きしました。お二人がこの事件に何を感じたのか、本書の魅力とともに語っていただきました。 STAP細胞事件との数々の共通点 須田 あまりに面白くて一気に読んでしまいまし
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