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ブックマーク / www.igaku-shoin.co.jp (3)

  • DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    であるが,これらは1980年のDSM-Ⅲ以来の長年の経験で到達した結論ではなかろうか. 振り返ってみると,DSM-Ⅲでは,疾患の定義を要約した3~4項目の診断基準にまとめることと,それに基づいた信頼性という数値目標にこだわったため,あたかもDSMとは診断基準のことだという誤解を与えてしまった.しかし,これを出発点として,米国では,診断基準を用いて選別された各疾患の病因,予後,心理的要因などの臨床研究が進み,DSM-5はこの33年間に蓄積されたエビデンスの集大成であるという印象である.その流れはDSMマニュアル各版の頁数を見ても明らかである.DSM-Ⅲ(1980):494頁,DSM-Ⅲ-R(1987):567頁,DSM-Ⅳ(1994):886頁,DSM-Ⅳ-TR(2000):950頁,そして今回のDSM-5(2013)では947頁だが,活字を小さく行数を増やして,膨れ上がった内容をやっと10

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  • 信頼性の高い情報を「探して」「つなぐ」専門図書館と司書/医学書院/週刊医学界新聞(第3080号 2014年06月16日)

    【寄稿】 信頼性の高い情報を「探して」「つなぐ」専門図書館と司書 佐藤 正惠(千葉県済生会習志野病院 図書室/患者図書室あおぞら 司書) 専門職としての図書館司書 読者の皆様は日ごろ図書館をどのように利用されているだろうか。稿では病院図書室の司書の立場から,医学図書館と司書の役割を紹介したい。 そもそも,日の病院図書室は医療法第22条で地域医療支援病院に設置が定められた施設である。臨床研修指定病院では,臨床研修に必要な図書または雑誌を有し,MEDLINE等の文献データベース,教育用コンテンツを整備することが求められている1)。 図書館司書資格は教員免許と同様に,文部科学省が認定する大学で開講される司書課程を履修することで得られる。司書課程では,著作権など関連法規,経営論,選書,分類,レファレンス(参考調査),データベース検索など図書館運営にかかわる業務全般を学び,医学図書館司書はさらに

    信頼性の高い情報を「探して」「つなぐ」専門図書館と司書/医学書院/週刊医学界新聞(第3080号 2014年06月16日)
  • 医学書院/週刊医学界新聞(第3078号 2014年06月02日)  【寄稿】 胃ろうをめぐる問題と診療報酬改定 鈴木 裕(国際医療福祉大学病院 副院長/外科上席部長)

    鈴木 裕(国際医療福祉大学病院 副院長/外科上席部長) 栄養補充が必要な終末期非がん患者に積極的な延命治療,とりわけAHN (Artificial Hydration and Nutrition;人工的水分・栄養補給法)が必要か否かの議論が,昨今さかんになってきた。その背景には,日が世界に類を見ない超高齢社会を迎えたこと,日人の死生観が少しずつではあるが変わり始めていることが挙げられる。 今では到底考えられないが,日の1950年代の平均寿命は50歳代であった。つまり,医療の対象となる主な年齢層は,40-50歳代の壮年者や若年者であったのである。したがって,医療行為が働き盛りの人たちを救うことに直結していたと考えられる。一方,男性80歳,女性86歳まで平均寿命が延びた現在においては,医療の対象が高齢者にシフトし,生存期間を延ばすことの医学的・倫理的意味が問われ始めた(しかし一方で,高齢

    医学書院/週刊医学界新聞(第3078号 2014年06月02日)  【寄稿】 胃ろうをめぐる問題と診療報酬改定 鈴木 裕(国際医療福祉大学病院 副院長/外科上席部長)
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