【著者】松本圭二 【判型】四六判、仮フランス装(天アンカット)、スピン有り 【頁数】112頁 【定価】本体2,500円+税 【コード】ISBN978-4-906738-25-0 (栞=初期詩篇〔ソナチネ/拾遺/増殖する亡骸の関係/きのいき/12月の病い〕、著者解題) カバー図版:小山泰介 Untitled (Break, Continuation and Reflection), 2007 朔太郎賞詩人の幻の第1詩集 そうして僕らは 鮮やかなアクリル質の皮膜のなかで 日々の没落を暖めていた その腐敗物は 恋人の夢の彼方で匂っている 熟れ落ちた柘榴なのだろう 僕はシオカラトンボの飛行に誘われるまま ぬるい湿林に嵌まってしまう 切り取られた空のゆるまりのなかで なおもゆるまってゆく 柘榴 親密な体臭に絆された溺愛の白雲がひかれてゆく ぬるく ほとばしる 絨毯爆撃がしたい 【著者より】 ここに収
【著者】絓 秀実 【判型】四六判上製 【頁数】474頁 【定価】本体3,500円+税 【コード】ISBN978-4-906738-07-6 【カバー・表紙写真】北島敬三「根室半島 2009」「新宿御苑(大喪の礼)1989」 反資本主義へ! 日本資本主義論争をへて、小林秀雄、中村光夫、吉本隆明、柄谷行人らの文学史観をつらぬく「天皇制」の問題。 公共性/市民社会論、「新しい社会運動」、文学、映画、アート…… さまざまな「運動」は、なぜかくも資本主義に屈してしまうのか。 排外主義が跋扈する現在、これまでの思想・言説を根底から洗い直し、闘争のあらたな座標軸を描く。 日本文芸批評に伏在する「天皇制」をめぐる問題を剔出する表題作(新稿)、 市民社会派に内在する「暴力」の問題をあぶり出す論考(新稿)のほか、23篇のポレミックな論考を所収。 【著者より】 1920年代後期から30年代に、「日本資本主義論争
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