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ブックマーク / www.sankei.com (493)

  • 「俺は知事だぞ」発言を否定 個室用意は当然との認識示す 兵庫県議会百条委証人尋問詳報(4)

    《兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)は、第4会派のひょうご県民連合に続き、共産党会派や無所属議員が質問に立った》 《共産の委員は、斎藤氏が閉店時間を過ぎた喫茶店で知事の権威をかさに着てクレームを付けたとされる「俺は知事だぞ」発言の疑惑について質問。「知事だからこそ迷惑をかけてはいけない」と指摘した》 委員「県民会館の喫茶室で、(閉店)時間を過ぎているので出て行ってくださいと言われたときに『知事なのになんで出ていかなくちゃいけないんだ』とおっしゃった」 斎藤氏「言っていません。スタッフの方が大きい声で早く出て行ってくださいと言われたのでびっくりして『兵庫県知事です』と名乗った」 《無所属の委員は、問題の発端となった3月27日の記者会見について質問。会見で斎藤氏が述べた内容には虚偽が含まれていたと指摘した》 委員「県民局長解任会見時のパワハラ

    「俺は知事だぞ」発言を否定 個室用意は当然との認識示す 兵庫県議会百条委証人尋問詳報(4)
  • パリ五輪早田ひな「鹿児島の特攻資料館行きたい」「卓球できること、当たり前じゃない」

    パリ五輪卓球女子シングルスで銅、団体で銀メダルに輝いた早田ひな(24)=日生命=が13日、帰国記者会見に出席した。「いまやりたいことは」と聞かれると「アンパンマンミュージアムに、はい、ちょっとポーチを作りに行きたいなと思っているのと」と、まずは答えた。 さらに「あとは、鹿児島の特攻資料館に行って、生きていること、そして自分が卓球がこうやって当たり前にできていることというのが、当たり前じゃないというのを感じてみたいなと思って、行ってみたいなと思っています」と続け、特攻に関する資料が展示される知覧特攻平和会館を行きたい場所として挙げた。

    パリ五輪早田ひな「鹿児島の特攻資料館行きたい」「卓球できること、当たり前じゃない」
  • <独自>「おい、話の途中でおしっこか」東京芸大女性教授アカハラか 深夜に1時間叱責

    古い芸術作品をよみがえらせる修復家を数多く養成し、国内の油画修復研究をリードしてきた東京芸術大大学院文化財保存学専攻の研究室で、トップを務める50代の女性教授からアカデミックハラスメントを受けたと複数の学生や職員が訴え、大学側が研究室の学生募集を停止したことが9日、大学関係者への取材で分かった。職員も相次いで離職しており、国内でも数少ない修復家の養成機能の維持が危ぶまれている。 女性教授は産経新聞の取材に、ハラスメント行為を否定しながらも「非常にまずい状態であることは自覚している。心配をかけて申し訳ない」などと釈明。大学側は募集停止に至った理由を明らかにしていない。 複数の大学関係者によると、教授がトップに就いた平成31年4月以降、複数の学生や教員が暴言を浴び、大声で叱責を受けるなどの被害が続出。深夜に1時間以上も交流サイト(SNS)上で叱責された学生は、疲労で返信を5分ほど放置していると

    <独自>「おい、話の途中でおしっこか」東京芸大女性教授アカハラか 深夜に1時間叱責
  • 東京・足立の住宅床下から2遺体 不明の50代夫婦か 警視庁が死体遺棄事件として捜査本部設置

    2人の遺体が見つかった民家周辺は、騒然とした雰囲気に包まれた=18日午後6時50分ごろ、東京都足立区千住緑町(前島沙紀撮影) 東京都足立区千住緑町の住宅に住む50代の夫婦が16日夜から行方が分からなくなっており、警視庁が18日午後に自宅内を調べたところ、床下から2人とみられる遺体を発見した。捜査1課は18日、死体遺棄事件として千住署に捜査部を設置した。玄関などから複数の血痕が見つかっており、捜査部は遺体の身元の確認を急ぐとともに、2人が事件に巻き込まれたとみて詳しい状況を調べている。 捜査部によると、16日午後8時50分ごろ、この夫婦の長男から、「仕事から帰宅すると両親がおらず、自宅内の床面から血痕を見つけた」と110番通報があった。18日午後、捜査員が自宅内を調べたところ、床下から2人とみられる遺体が見つかった。 この住宅には両親と長男の3人が暮らしていたという。長男らが2人を最後

    東京・足立の住宅床下から2遺体 不明の50代夫婦か 警視庁が死体遺棄事件として捜査本部設置
  • NHKの取材メモ流出、派遣スタッフが「興味本位でやった」と認める

    取材に関する情報が流出したとして謝罪会見を行い、会見冒頭で頭を下げるNHKの小形修一リスクマネジメント室長(手前)と小椋並樹広報局長=1日午後7時1分、東京都渋谷区(安元雄太撮影) NHKは1日、首都圏局記者が作成したインタビュー取材のメモや放送企画案が記された文書について、同局の子会社が契約している30代の派遣スタッフが外部に流出させたと発表した。この文書はX(旧ツイッター)上で投稿され、拡散。同局の小形修一リスクマネジメント室長は記者会見で「あってはならないことで、深くおわび申し上げます」と謝罪した。 流出した文書は、インターネット上で女性支援団体に対する誹謗中傷を行った男性にインタビュー取材した内容を文字に起こしたものと、その放送企画案。男性は匿名だったが、取材メモには男性の氏名や職業に関する情報の一部も含まれていた。企画案には「放送希望」として、「12月1日 『首都圏ネットワーク』

    NHKの取材メモ流出、派遣スタッフが「興味本位でやった」と認める
  • 【法廷から】「理三」目指し猛勉強も… 東大前刺傷事件、被告に現れた「変化」

    大学入学共通テストの試験会場だった東京大(東京都文京区)近くの路上で昨年1月、受験生ら3人を包丁で刺したとして、殺人未遂罪などに問われた当時高校2年の被告の男(19)の裁判員裁判が東京地裁(中尾佳久裁判長)で開かれている。国内最難関の「東大理科三類」合格を目指して勉強に励むも成績不振に悩み、凶行に及んだ被告。法廷では後悔や謝罪とともに、「心の変化」も垣間見せた。 偏差値高いのに…共通テスト当日の昨年1月15日朝。東大農学部正門(農正門)前は、騒然とした空気に包まれていた。 包丁を持った学ラン姿の被告が、農正門前の路上で、受験生を含む男女3人を背後から次々と刺傷。被告はこの直前、東京メトロ南北線の車内や東大前駅構内で、火のついた着火剤を投げるなどしていた。 犯行後は農正門の前で凶器の包丁で「割腹自殺」を試みるも断念。駆け付けた警察官らに身柄を確保された。「偏差値の高い高校から来たのに、こんな

    【法廷から】「理三」目指し猛勉強も… 東大前刺傷事件、被告に現れた「変化」
  • 5年前から盗撮繰り返す、大阪大38歳講師を諭旨解雇

  • 練炭で住職殺害容疑 霊園開発会社社長ら2人逮捕 警視庁

  • 「殺したのはノネコ」惨殺動画公開した24歳大学院生の「罪と罰」

    ノネコだと思った-。今年3月、を殺したとして動物愛護法違反容疑で広島県警に逮捕された大学院生の男は、調べにこう供述した。を惨殺した上に解体して肉をべる様子を動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に公開した猟奇的な動物虐待事件。男は野生化したノネコであれば「法的に許される」という趣旨の周到な言い逃れまで用意していた。無残に殺されたかわいそうなは駆除の対象ともなるノネコなのか、それとも愛護すべき野良なのか。 広島県呉市の山中でくくり罠にかかったの頭をバールで殴って足で踏みつけ、の腹に容赦なく刃物を突き立てる。あろうことか残虐なシーンを別角度から捉えた映像まで用意。男は死骸をさばいて調理し自ら口にするまでの一部始終を公開していた。 動画は33分37秒。男が2月11日、投稿サイトの自身のアカウントに動画を投稿すると、約1カ月で35万回以上再生された。現在は非公開となっている

    「殺したのはノネコ」惨殺動画公開した24歳大学院生の「罪と罰」
  • 徳川幕府に没収された資産は100兆円 謎多き大坂の豪商「淀屋」の歴史

    井原西鶴の「日永代蔵」にも登場する大坂の豪商「淀屋」は、現代の国家予算に匹敵する100兆円もの資産を有したという。「天下の台所」の礎となった米市場を設立・運営し、大阪のメインストリート御堂筋に名を残す橋を自前で架けた。一時は江戸幕府から取り潰しの処分を受けながらも再興を果たし、幕末には倒幕資金として朝廷側に財産を献金して自らのれんをおろしたとされる伝説の商家。そのルーツは伯耆・倉吉(鳥取県倉吉市)にもあり、謎の多い歴史の解明が大阪と倉吉の研究会によって進んでいる。 「大坂・倉吉二つの淀屋展」で展示した絵について説明する作者の渡邉法子さん=鳥取県倉吉市淀屋の歴史を計18枚の絵やパネルで紹介する「大坂・倉吉二つの淀屋展」が6月16~20日、倉吉市で開かれた。倉吉淀屋研究会の主催で、同会事務局長を務める画家の渡邉法子さんが絵を制作した。 淀屋の歴史は前期と後期に分かれる。幕府に財産を没収される

    徳川幕府に没収された資産は100兆円 謎多き大坂の豪商「淀屋」の歴史
  • 「虫プロ」に明け渡し命令 賃料未払い、東京地裁

    漫画家の故手塚治虫さんが創設した「虫プロダクション」の後継のアニメ制作会社が入る東京都練馬区の建物を巡り、相続人が、建物の明け渡しと未払いの賃料約1148万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、会社に対し、明け渡しと賃料の支払いを命じた。 虫プロはアニメ「鉄腕アトム」などを制作した。手塚プロダクションによると、虫プロ倒産後、元スタッフが後継会社を立ち上げた。 訴状によると、令和元年5月以降、賃料が一切振り込まれなくなり、人の出入りも確認できなくなった。相続人が延滞賃料を催促したところ、2年11月に代表取締役から「再生プランを出したい。待ってほしい」と連絡があったが、状況は変わらなかったとしている。

    「虫プロ」に明け渡し命令 賃料未払い、東京地裁
  • セクハラ告発の俳優女性、弁護士からも被害受け提訴

    訴訟代理人だった馬奈木厳太郎弁護士からセクハラ被害を受けたとして、損害賠償請求訴訟を起こした舞台俳優の知乃さん=3日、東京・霞が関 芸能界などでのセクシャルハラスメントの撲滅などを目指す「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」代表で舞台俳優の女性が、民事訴訟で代理人を依頼した同会元顧問の馬奈木厳太郎(いずたろう)弁護士(第二東京弁護士会)からセクハラ行為をされたとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。提訴は2日付。 訴えたのは同会代表の知乃(ちの)さん(25)。平成29年12月に演出家の男性から受けたセクハラ被害をツイッター上で告発し、その後男性との間で和解が成立。30年に同会を立ち上げた。 訴状によると、令和元年9月~4年1月、演劇関係者との会や、知乃さんが抱える名誉毀損(きそん)訴訟の打ち合わせなどの名目で馬奈木氏に呼び出され、身体を触られるな

    セクハラ告発の俳優女性、弁護士からも被害受け提訴
  • 宮台教授襲撃の約2週間後に自殺 容疑者とみられる男

    警視庁が公開した殺人未遂容疑で行方を追っている男の画像。相模原市中央区宮下町の路上を自転車で走行する様子が防犯カメラに写っていた=令和4年11月29日午後12時05分ごろ 東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで昨年11月、同大教授の社会学者、宮台真司さん(63)が首などを切られて重傷を負った事件で、警視庁捜査1課が画像を公開し、殺人未遂容疑で行方を追っていた容疑者とみられる男が、死亡していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。死亡したのは、事件発生から約2週間後の昨年12月中旬で、自殺と判明。捜査1課は男の容疑が固まり次第、殺人未遂容疑で書類送検する方針。 捜査1課によると、容疑者は相模原市南区の無職の男=当時(41)。昨年12月17日午前11時ごろ、自宅から約300メートル離れた別宅の一軒家で、息子の様子を確認に訪れた母親が、男が首をつった状態で死亡しているのを発見した。

    宮台教授襲撃の約2週間後に自殺 容疑者とみられる男
  • 【父の教え】国際政治学者・三浦瑠麗さん 学者としての視座与えてくれた

    気鋭の国際政治学者として活躍する三浦瑠麗(るり)さん(38)。柔らかな語り口の一方、時事問題を鋭く分析し、批判をおそれぬ発言で注目されている論客の1人だ。父親の濱村良久さん(64)は防衛大学校の教授。「学者としての視座を与えてくれた」という。 「父は研究者になりたくてなったタイプ。子供に対してもやりたいことをやれ、という教育をしてきました。社会に役立てとか、成功しろ、とか言われたことがないんです」 良久さんは、北九州市生まれ。学生結婚し、5人の子供に恵まれた。大学院博士課程のときに生まれたのが三浦さんだ。 教育方針は独特だった。自宅にテレビはあったが、子供たちが見ることは禁止されていた。 良久さんは東大助手を経て、防大の教員に。子だくさんの暮らしで節約を心がけていたが、は潤沢に与えられた。「家では百科事典をよく読んで過ごしていました。学生結婚だったから、お金がないなかでも豊かに育てたい、

    【父の教え】国際政治学者・三浦瑠麗さん 学者としての視座与えてくれた
  • 【ザ・インタビュー】「正当性」から「正義」への変質 政治学者・佐々木雄一さん著『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』

    「近年の歴史分野の新書のトレンドとは逆に、なるべく枝葉をそぎ落として太い幹のみを書くよう心がけました」と語る佐々木雄一さん(三尾郁恵撮影) 戦前日は国際社会をどう認識し、どんな論理で行動したのか。膨大な先行研究のあるこのジャンルに、気鋭の政治史家が切り込む。佐々木雄一・明治学院大准教授(35)の『近代日外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』は、黒船来航から敗戦に至る約90年を、国際秩序との関係という軸でクリアに描き出した通史だ。 弱肉強の国際社会を力の論理で生き抜こうとしたが、第一次大戦後の国際潮流の変化に気づかず破滅した-。そう理解されがちな戦前の日外交。だが佐々木准教授は「一貫して、日外交では規範や秩序が意識されていた」とみる。 「欧米中心の国際秩序を基的には公正なものとみなして受け入れ、そのルールの中で『正当性』を主張しながら、着実に権益を拡張していくのが日外交の基

    【ザ・インタビュー】「正当性」から「正義」への変質 政治学者・佐々木雄一さん著『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』
  • ALS事件の元医師、医師免許不正取得を告白 「厚労省にいた知人医師が指南」

    難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者への嘱託殺人罪などで起訴された元医師、山直樹被告(45)は16日、精神疾患だった自身の父親=当時(77)=を殺害したとする殺人罪の裁判員裁判で被告人質問に臨み、共犯として起訴されている知人で医師の大久保愉一(よしかず)被告(44)の提案で医師免許を不正取得したと告白。「秘密を共有する関係だった」と後ろめたさがあったことを示唆した。父親殺害の計画には関わったが最終的に離脱し、大久保被告の単独犯として無罪を主張している。京都地裁で行われた被告人質問の弁護人との主なやりとりは次の通り。 --幼いころ、父親はどんな人だったか 「普段は温厚な人だったが、精神疾患の症状が出るとまるで別人のような乱暴な言動をとった。タクシーの無賃乗車やい逃げ、母に包丁を突き付けるなど、枚挙にいとまがない」 --自身の経歴は 「兵庫県の灘中高を卒業後、浪人生活を経て東京医科歯科

    ALS事件の元医師、医師免許不正取得を告白 「厚労省にいた知人医師が指南」
  • プロボクサー「イケメン淳」を逮捕 交際女性に暴行

    千葉県警八千代署は10日、歩道で交際相手の女性の顔面を蹴るなどの暴行を加え、けがをさせた傷害容疑で同県八千代市八千代台東のプロボクシング選手、鈴木淳(あつし)容疑者(32)を逮捕した。容疑を認めている。鈴木容疑者は、「イケメン淳」のリングネームで活動している。 署によると、逮捕容疑は昨年12月25日午後11時50分ごろ、八千代市八千代台東の歩道で、交際相手の県内居住の女性(20)の胸ぐらをつかんで引き倒した。その後、顔面を蹴るといった暴行を加え、右眼打撲など全治4週間のけがを負わせたとしている。

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  • 「お前らタイマンしたら」女性従業員同士で決闘させた疑い 北新地ガールズバー責任者を逮捕​

    大阪の繁華街・北新地のガールズバーで、女性従業員らの「決闘」を計画、実行したとして大阪府警天満署が決闘容疑で店の実質責任者だった上野瑛一(えいいち)容疑者(30)=大阪市福島区=を逮捕、送検したことが17日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は10月31日。上野容疑者は大阪市内を拠点とする半グレグループのメンバーとみられる。 捜査関係者によると、上野容疑者は、いずれも10代後半の女性従業員3人と元従業員の女性1人の間でトラブルが起こり、「お前らタイマンしたらええやんけ。場所用意したるわ」と伝えて殴り合いの決闘を計画。8月4日午前0時半ごろ、大阪市北区の系列店舗内を決闘場所として準備し、うち2人に決闘をさせ、約5分間にわたり殴り合いをさせた疑いが持たれている。女性のうち1人が捻挫や打撲などのけがをした。 同署は女性2人についても決闘容疑で任意で事情を聴いている。当時複数の店舗関係者が決闘を見

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  • 【メディアの革命児 前田久吉】プロローグ(1)新聞の広告塔だった東京タワー 情報社会見通す

    東京タワー社長の前田伸は幼い日に父・久吉が見せた新聞への愛着を今も覚えている=東京都港区(酒巻俊介撮影)産経新聞の源流は『南大阪新聞』という週刊の地域紙にある。創刊は100年前。創業者は前田久吉という人物だ。前田は産経を全国紙に育て上げるが、途中で経営から退いた経緯もあって、十分に知られているとは言い難い。「源流100年」にあたり、人物と背景の時代を探ってみたい。 ◇ 産経新聞の創業者、前田久吉は、東京タワーを建てた人物としても知られる。その東京タワーから昭和43年5月5日、前田は小さな新聞を創刊した。『EDPジャーナル』という。12ページ建て、月2回発行。創刊号1面には当時の通商産業相、椎名悦三郎と、同じく郵政相、小林武治の寄稿が並んでいる。 EDPとは「エレクトロニック・データ・プロセシング(電子データ処理)」の略。当時、現在の「IT」とほぼ同じように使われていた言葉である。45年『日

    【メディアの革命児 前田久吉】プロローグ(1)新聞の広告塔だった東京タワー 情報社会見通す
  • <独自>「銃」描写の小説押収、奈良県警 通読し執着深めた可能性 安倍氏銃撃

    安倍晋三元首相(67)が奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、奈良県警が山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検、鑑定留置中=の自宅マンションから、複数の小説を押収していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。小説には銃を使う場面もあった。県警は山上容疑者が小説を読むなどし、銃を使った犯行への執着を深めていった可能性もあるとみている。 県警は事件当日以降、奈良市内にある山上容疑者の自宅マンションや実家などを捜索。書籍やノート類を押収した。捜査関係者によると、書籍には小説が複数冊含まれており、一部に銃を使用する描写があった。 山上容疑者は当初爆弾を作ろうとしていたが、昨年春ごろに銃の製作に切り替えたと説明。爆弾から銃に変更した理由については「爆弾だと多くの人を巻き込んでしまうが、銃であればピンポイントで狙える」という趣旨の供述をしていることが判明している。 世論誘導狙う計算ず

    <独自>「銃」描写の小説押収、奈良県警 通読し執着深めた可能性 安倍氏銃撃