タグ

ブックマーク / id.fnshr.info (30)

  • 使用できる言語に「手話」という選択肢を入れてしまっている東京五輪ボランティア募集ページの問題点|Colorless Green Ideas

    2020年の東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集ページには、応募者の使用できる言語を記入するフォームがある。この中で「手話」が選択肢に含まれている。しかし、「手話」には「日手話」や「アメリカ手話」などさまざまなものがあるため、どの言語を示しているかこの選択肢から分からず、問題がある。 はじめに 2020年の東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集ページのユーザーインターフェースに問題があるという指摘が出ている。例えば、神田敏晶氏による2018年9月27日の記事「むずかしすぎる!五輪大会ボランティア応募フォーム」では、募集に応じるにあたって、「精神的苦痛を強いられる」ほど入力がややこしいことが記されている。また、楽しいBADUIの世界というWebサイトの「BADUIの要因全盛りで熱意と技術力が試される東京オリンピック・パラリンピック2020ボランティア募集ページ」と

    使用できる言語に「手話」という選択肢を入れてしまっている東京五輪ボランティア募集ページの問題点|Colorless Green Ideas
  • 「元旦」で1月1日全体を指すことは別に誤りというわけではない|Colorless Green Ideas

    「元旦」は1月1日の朝を指し、1月1日全体を指すわけでないという説がある。しかし、用例を見ると、「元旦」で1月1日全体を指すことが誤りだとは言い切れないように思われる。 「元旦」=「1月1日の朝」説 「元旦」という言葉は1月1日の朝を指し、1月1日全体を指すわけではないと説明する人がいる。この説明に基づけば、「元旦の夜」というのは語義矛盾であり、「誤った」言い方になる。 しかし、私としては、この説に反対したい。「元旦」で1月1日全体を指すことは別に誤りというわけではないと思うのだ。実際、後に示すように、「元旦」で1月1日全体を指し示す事例はとてもたくさんある。一般の人だけでなく、太宰治や坂口安吾といったちゃんとした文章を書く小説家ですら、「元旦」を1月1日の朝に限定しておらず、むしろ全体を指すものとして使っている。 「元旦」=「1月1日の朝」説の事例 私からの反論を書く前に、まずは「元旦」

    「元旦」で1月1日全体を指すことは別に誤りというわけではない|Colorless Green Ideas
  • 筑波大学よ、その「漢詩」は恥ずかしい|Colorless Green Ideas

    筑波大学モニュメントに含まれる銘鈑に記された「漢詩」は、とうてい漢詩と呼ぶことができないしろものである。 筑波大学モニュメントとは 筑波大学筑波キャンパス [1] 茨城県にある国立大学の筑波大学には、筑波大学モニュメントというものがある。筑波大学側としては、「学のアカデミックシンボルの一つとして、見る者全てに、学問に宿る崇高なる精神性と高揚感を与えるものになると期待」されるモニュメントなのだそうだ [2] 。 これは、2014年に幡谷祐一茨城県信用組合会長から寄贈されたもので、幡谷会長の作った「漢詩」が記された銘板が含まれている [3] 。これから詳しく説明することになるが、この「漢詩」は、とうてい漢詩と呼ぶことができないしろものである。一応は日文学や中国文学の教授陣もいる大学 [4] で、このような漢詩と呼ぶことができないしろものを「漢詩」と称した上で、「アカデミックシンボルの一つ」

    筑波大学よ、その「漢詩」は恥ずかしい|Colorless Green Ideas
  • 『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』の翻訳出版|Colorless Green Ideas

    科学における統計の誤用について説明した『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』というの日語版が翻訳され、出版されることになった。この翻訳書について、どういった内容であるか、どういった人におすすめであるかを紹介する。 はじめに このたび、私の翻訳した『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』というが勁草書房から出版されることになった。2017年1月27日ごろから書店などで手に入るようになる予定である。 アレックス・ラインハート〔著〕・西原史暁〔訳〕.(2017).『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』東京:勁草書房. 訳書版元サイトでの紹介:ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書|勁草書房 訳書版元サイトでの紹介その2(けいそうビブリオフィル):訳書の「はじめに」を閲覧可能 [1] 原書:Reinhart, A. (2015). Statistics Done Wrong

    『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』の翻訳出版|Colorless Green Ideas
  • 2016年に読んで勉強になった統計書五選|Colorless Green Ideas

    数学ガールの秘密ノート/やさしい統計』 1冊目は、2016年に出た初心者向けの統計読み物について。 結城浩.(2016). 『数学ガールの秘密ノート/やさしい統計』東京:SBクリエイティブ. 著者ウェブサイトでの紹介 版元での紹介 このは、統計についてほとんど知らない人に向けて、中・高レベルの簡単な統計を説明した読み物である。このについては、以前このブログで紹介文を書いたことがある。 数学好きから統計好きに――『数学ガールの秘密ノート/やさしい統計』 このを読んで感心したのは、最後の章に向かって、うまく一歩一歩進む仕組みになっていることだ。このの最後の章で扱われることになる仮説検定というものは、そもそも理解することが難しい概念なのだが、このはうまく説明している。普通の統計の入門書が仮説検定に一気に進みがちなのに対し、このはその前の助走区間をかなり長く取って、着実に最後までたど

    2016年に読んで勉強になった統計書五選|Colorless Green Ideas
  • 講談社現代新書『2020年の大学入試問題』の問題点|Colorless Green Ideas

    ブルームのタキソノミーに関する誤解 ブルームのタキソノミー (Bloom’s Taxonomy) というのは、教育の目標についての分類法であり、教育学の分野でしばしば用いられている。 上に引用した表では、ブルームのタキソノミー [1] が「知識」・「理解」・「応用」・「論理的思考力」・「批判的思考力」・「創造的思考力」の6つから成り立っているように見える。しかし、これは一般的なブルームのタキソノミーとかなり違ったものである。 1956年に出た最初のブルームのタキソノミーでは、以下の6つの要素が挙げられている (Bloom et al., 1956)。一目見れば分かるように、『2020年の大学入試問題』の半分とは合っているが、残りの半分とは全く合っていない。 知識 理解 応用 分析 統合 評価 ブルームのタキソノミーに対しては、修正もなされており、挙げられている要素がこれと違うバージョンのも

    講談社現代新書『2020年の大学入試問題』の問題点|Colorless Green Ideas
  • 参考文献表にそのままコピペ可能な文献情報を出力するウェブサービス|Colorless Green Ideas

    書籍を引用する場合は、OttoBibを使うことをおすすめする。書籍でなく、雑誌論文などの文献情報を整形して出力したければ、BibMeかCitefastを使うことをおすすめする。BibMeとCitefastは機能的にはほぼ同等である。インターフェースが好きな方を選べばよい [3] と思う。 OttoBib OttoBibは、文献情報を出力するウェブサービスの中で最もシンプルなものである。対応しているのは書籍のみである。雑誌に載った論文などには対応していない。 使い方は非常に簡単で、書籍のISBNを入力欄に入れるだけである。それだけで、MLA形式、APA形式、Chicago形式で、参考文献表にそのままコピペできる形にしてくれる。 BibMe BibMeでは、MLA形式、APA形式、Chicago形式、Turabian形式で文献情報を出力することができる。OttoBibに比べると、複雑な設定を行

  • 日本語での読み方に気をつけたい中国系の姓|Colorless Green Ideas

    はじめに 最近、中国系の姓を間違えて発音している例を何度か見た。例えば、「任」という姓の人がいて、自分の姓のことを日語で「ニン」と述べたことがあった。なるほど、「任務(ニンム)」や「責任(セキニン)」のように、日語では「任」を「ニン」と読むことが多い。だが、姓として読むときは、「ジン」と読むのだ。『史記』を書いた司馬遷が友人に送った手紙に「任(ジン)少卿(ショウケイ)に報ずる書」というものがある。「任少卿」は司馬遷の友人の名前で、「任」が姓で、これを「ジン」と読み慣わす。 この例に限らず、誤った読み方になっている例は少なくない。こういったことを防ぐために、以下で日語での読み方を気をつけたい中国系の姓を挙げていきたいと思う。 なお、中国系の人名の読み方の一般的なルールについては以前書いた「中国系の人名の日語での読み方」という文章を参考にされたい。 誤って呉音で読まないようにしたい例

  • 質的研究なら簡単にできるという幻想|Colorless Green Ideas

    「質的研究ならば、量的研究と違って数式や統計の知識がなくてもできるから簡単だ」と考える人がいる。こう考えるのは適当ではない。質的研究を行う際にはしっかりとした方法論を身につける必要があり、それは決して簡単なことではない。 量的研究と質的研究 研究というものはやみくもに進めれば良いというものではなくて、方法論に従って研究を進めていく必要がある。たいがいの学問分野には、こうやって研究していけば良いという決まったやり方がある。これが方法論というものだ。そして、方法論は学問分野によってそれぞれ異なっている。 さて、研究の方法論には、量的研究と呼ばれるタイプのものと質的研究と呼ばれるタイプのものがある。 量的研究では、研究対象を数値で表し、その数値を処理していくことで研究を進めていく。基的には大量のデータを扱うことになり、統計の知識が必須になる。統計を理解するには、簡単な数式を読めるようになる必要

    質的研究なら簡単にできるという幻想|Colorless Green Ideas
  • 数式の多い論文は引用されにくい?|Colorless Green Ideas

    はじめに 数式の多い書籍は一般受けしにくいという話がある。数学に慣れていない人だと、数式があるだけで読む気を失ってしまうだろう。 ところで、科学の多くの分野において数学はその基礎となっている。このため、科学に関する論文においては数式が使われることが少なくない。 数式が一般受けしにくいという話と科学論文で数式が使われるという話を組み合わせると、次のような疑問が生じるだろう。「数式が多い論文は受けが悪いのではないか」という疑問だ。もちろん、科学論文の読者は多くの場合一般人でなく、専門的な訓練を受けた科学者だ。だから一般人のように数式が多いからといって敬遠することはないかもしれない。だが、科学者であっても一般人と同様に数式を敬遠してしまうかもしれない。どちらが実態を正確に捉えているのだろうか。 実は、論文の中の数式の量がもたらす影響について調査した研究がある。その研究を記した論文は以下の通りであ

    数式の多い論文は引用されにくい?|Colorless Green Ideas
  • 最短の学術論文|Colorless Green Ideas

    はじめに 学術論文の価値はその長さで決まるわけではない。短い論文であっても価値があるものは少なくない。例えば、DNAが二重螺旋構造をしているというワトソンとクリックの1953年の論文 [1] は、たったの2ページしかない。この20世紀で最も重要な科学的発見を示した英語で書かれた論文の語数は、1000語に満たないのだ。これだけの短い論文であるが、この発見によってワトソンとクリックはノーベル医学・生理学賞を受賞することになった。 それでは、短い学術論文はどこまで短いのだろうか。 要約文が短い論文 学術論文には、普通、数十語から数百語の要約文(アブストラクト)を付す。だが、この要約文が非常に短い論文が存在する。 ベリーらによる2011年の量子論に関する論文 [2] の要約文は“Probably not”(たぶん、そうではない)という2単語しかない。 ベリーらによる論文の要約文はたったの2語しかな

    最短の学術論文|Colorless Green Ideas
  • 早稲田大学の博士の学位を持っていることが恥ずかしいと考えて返上を申し出た人|Colorless Green Ideas

    早稲田大学の博士論文審査の杜撰さを受けて、早稲田大学の博士の学位を持っていることが恥ずかしいと考えて、自身が早稲田大学から授与された博士の学位を返上することを申し出た大学教授がいる。 背景 STAP細胞問題で有名となった小保方晴子氏は、2011年に早稲田大学先進理工学研究科に博士論文を提出し、同年3月に早稲田大学より博士(工学)の学位が授与された。しかしながら、その博士論文の内容は極めて杜撰なものであり、到底博士の学位に値するものではなかった。 2014年に、STAP細胞問題が明るみに出ると、小保方氏の博士論文に問題が多いことも広く知られることとなった。これを受けて、早稲田大学は、3月31日に、「先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会」を設置し、小保方氏の博士論文およびそ論文に対する審査について調査することとなった。 調査委員会は7月17日に調査報告書を発表した。その報告書

    早稲田大学の博士の学位を持っていることが恥ずかしいと考えて返上を申し出た人|Colorless Green Ideas
  • 科学・医療記事の元となった研究を探す方法|Colorless Green Ideas

    はじめに 一般の人に向けたニュース記事で、科学や医療について扱っているものは少なくない。そうした記事の中には、何らかの学術研究の成果を元にして書かれているものがある。ここでは、そうした記事の元となった研究を探す方法について紹介する。 ニュース記事の中のキーワードをヒントにすれば、元となった研究を探し出すことができる。 [1] 一般向けの科学・医療記事には、研究の詳細が書かれていなかったり、ひどい場合には研究内容を曲解して伝えていたりする場合がある。元となった研究を探すことができれば、記事の不明瞭なところをはっきりさせることができるだろう。ただし、元となった研究を読み解く力がなければどうしようもならない。だから、実はここに記されている方法は専門家向けであって、素人には向かないので注意が必要だ。 なお、以下ではウェブ上のニュース記事を例にしているが、紙の新聞記事、雑誌記事などにも応用することが

    科学・医療記事の元となった研究を探す方法|Colorless Green Ideas
  • 平成27年度センター試験の倫理で問題のある棒グラフが出題|Colorless Green Ideas

    平成27年度のセンター試験の倫理で出題された棒グラフは、棒がゼロから始まっていない。これは棒グラフとして適切でないものである。 はじめに 2015年1月17日(土)に、平成27年度の大学入試センター試験の1日目が行われた。この日に出題された「倫理」の第1問の問4 [1] において、棒グラフが2つ示されている。この棒グラフは、棒がゼロから始まっておらず、40%から始まっている。これでは棒グラフとして不適切である。 問題があるグラフは2つあるのだが、そのうち1つを先に挙げておこう。 平成27年度センター試験の倫理の第1問問4図1の棒グラフ。棒が40から始まっており、棒グラフとして適切でない。 [2] 後に説明するように、棒グラフは棒をゼロから始めないと、分量を適切に表すことができない。よって、上に引用したグラフは、不適切なのである。 棒グラフはゼロから始める 棒グラフは、長さをもって量を示すグ

    平成27年度センター試験の倫理で問題のある棒グラフが出題|Colorless Green Ideas
  • 大学院をやめました|Colorless Green Ideas

    はじめに 3月末をもって大学院の博士後期課程を退学することとなった。博論は結局未提出。これで俗にいう「博士課程単位取得満期退学」 [1] になる。 大学院はなかなか楽しかった。周りの人も良い人が多かったし、学術面以外にも色々と勉強になった。結構居心地の良い場所だった。そして、色んな人にお世話になった。この場所でもお礼申し上げたい。 学部4年、修士課程2年、博士後期課程4年 [2] と大学には10年も居続けた。理系 [3] の人は「博士後期課程に3年間ちゃんと在学して研究すれば、博士号なんて簡単に取れるでしょ」と思うかもしれない。私も実際にそのようなことを複数の人から言われた。だが、かなしいかな、日の人文系の大学院はそういう場所ではない。実際、大学院に10年居続けてようやく博士号をとるという例も少なくない。私のいた専攻もそんなかんじで、標準年限内に博士号をとる人の方がむしろ珍しいという状況

  • 東京大学出版会『統計学入門』は入門を一通り終えた人におすすめ|Colorless Green Ideas

    東京大学出版会から出ている『基礎統計学I 統計学入門』というがある。 東京大学教養学部統計学教室〔編〕 (1991). 『基礎統計学I 統計学入門』 東京:東京大学出版会. このは、統計を学ぶ際によくすすめられる一冊である。例えば、ウェブ上にある記事で、『統計学入門』を挙げているものに以下のようなものがある。 2014年春版:ビジネスにおけるデータ分析のプロを目指すなら揃えておくべき12冊(銀座で働くData Scientistのブログ) 一年で身に付ける!Rと統計学・機械学習の4ステップ(iAnalysis ~おとうさんの解析日記~) 統計分析を学ぶための書籍20選(XICA-Labs データ・統計分析研究所) それでは、なぜこのはすすめられるのだろうか? そして、どういう人がこのを読むべきなのだろうか? タイトルに『統計学入門』とあるように、統計の初心者にとって良いなのだろう

    東京大学出版会『統計学入門』は入門を一通り終えた人におすすめ|Colorless Green Ideas
  • 『ダメな統計学』冊子PDFの公開|Colorless Green Ideas

    『ダメな統計学』表紙 現在の科学研究において統計が誤用されていることが非常に多く、そのために科学研究の信頼性が揺らいでいることを記した『ダメな統計学』の冊子PDFを公開する。これは、アレックス・ラインハート氏が書いたStatistics Done Wrongの全訳である。理解を深めるために、訳注を比較的豊富に加えた。 2017年1月20日追記:『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』というが出版されることになった。このは、ここに掲載されているウェブ版の『ダメな統計学』の冊子PDFに比べると、大幅に加筆されている。ページ数で言うと2倍以上になっている。ウェブ版の『ダメな統計学』を読んで興味を持った方は、書籍となった『ダメな統計学』をぜひ読んでいただければと思う。書籍版の詳細については「『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』の翻訳出版」という記事をご参照願いたい。 『ダメな統計学

    『ダメな統計学』冊子PDFの公開|Colorless Green Ideas
  • 統計学の初心者が入門として最初に読むべき一冊|Colorless Green Ideas

    統計についてほとんど何も知らない人が読むべきとしては『マンガでわかる統計学』が一番のおすすめである。 『マンガでわかる統計学』 「統計って、今まで全然勉強したことはないけれども、将来必要になるかもしれないから、勉強してみようかな」とか、「統計を勉強してみたいとは思ってるんだけど、何から始めれば良いか見当がつかないんだよね」と思っている人は少なくないと思う。こうした人、すなわち統計学についてほとんど何も知らない人は何を使って勉強し始めれば良いのだろうか。 こうした初心者は、まず入門として『マンガでわかる統計学』というを読むのが良いと私は考えている。このは、統計に関する知識がほとんどない人にとって、わかりやすく、そして取り組みやすいだ。 高橋信. (2004). 『マンガでわかる統計学』 東京:オーム社. この『マンガでわかる統計学』というは、統計について特に何も知らない女子高生のル

    統計学の初心者が入門として最初に読むべき一冊|Colorless Green Ideas
  • (言語学の)卒論を書くときに役立つウェブサイト|Colorless Green Ideas

    論文を書く際の心構え、文章の構造の設定、文章表現などの情報を掲載。言語学特有の話もあるが、それ以外の分野の人にも通じるところがある。 はじめに 今回は、言語学に関係する卒業論文を書くに当たって役立つウェブサイトをいくつか紹介しようと思う。まずは、卒論のための研究の行い方について紹介した記事や冊子を紹介したい。その後、実際に卒論を文章にするときの文章表現方法などについて触れた記事などを紹介するつもりである。 タイトルとしては、一応「言語学の卒論」だが、日語学・国語学や英語学その他の外国語学について卒論を書こうとしている人も対象としている。また、文章表現法などは、言語学に限らず、他のどの分野でも役立つので、言語学と全然関係ない人もよろしかったら参考にしてもらいたい。 卒業論文に当たっての心構え 卒業論文のための研究は、高校までの学習、あるいは大学の普通の授業での学習方法とは違った方法で進めて

  • 学術論文を書くときは Microsoft Word と LaTeX のどちらが効率的か?|Colorless Green Ideas

    実験内容 この研究で行われた実験では、学術論文の文書になっているものを被験者に提示し、それを Microsoft Word か LaTeX で再現するように求めている。 被験者は以下の4つのグループに分かれている。なお、初心者は使用経験が500時間以下の人を指し、熟練者は使用経験が1,000時間以上の人を指す。 Word の初心者 Word の熟練者 LaTeX の初心者 LaTeX の熟練者 各々の被験者には3種類の文書が与えられ、それぞれを30分で再現することが求められた。 単純な連続したテキスト 表を含むテキスト 数式を含むテキスト そして、被験者による再現は以下の3つの点で評価される。 正書法・文法上の誤りの数 フォーマット上の誤りの数 30分で入力した文章の量 結果 全般的に言えば、Word を使用した人の方が、LaTeX を使用した人に比べて誤りが少なく、入力した文章の量も多か

    学術論文を書くときは Microsoft Word と LaTeX のどちらが効率的か?|Colorless Green Ideas