法の窮極に在るもの 作者: 尾高朝雄出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 1956/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る285p 昭和二十一年初版、昭和三十年新版。安藤馨さんの功利主義本に取り上げられていたのを見て、この本を読もうと思った。法の究極に在るもの。この表現だけで、分かる人には分かるだろうが、構成的権力(憲法制定権力)の問題、あるいは例外状況における主権の問題が論じられている。法を生み出すあるいは規制するのは理念である。しかしその理念は人間を動かし、法に結実させるような力を持った現実から離れては、法を生み出すことはできない。となれば、法の究極に在るものはこの現実、つまり政治である。自然法と実体法の関係を見たあと、法秩序そのものを作り出す力である憲法制定権力、さらには法秩序そのものを停止させる力としての革命権と国家緊急権(例外状況における主権の決断)の問題に踏
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