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ブックマーク / kugyo.hateblo.jp (6)

  • 思考実験はフィクションの暗黙のルールに縛られてはいけない - あなたのkugyoを埋葬する

    今回から雑感を上に,リストを下に置くようにします. よくわかるジェンダー・スタディーズ―人文社会科学から自然科学まで (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)は大判のだけあってかトピックが多彩で,引かれているたくさんの文献もほとんどが邦訳ありのものになるよう工夫されている.1トピック見開き2ページなのだが,どれを読んでも発見があって感動. 高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書)は,高学歴ならではの問題を今後明らかにしていこうという気概が感じられた.大学組織内での微妙なヒエラルキーはその1つだろうと思う.常勤職と非常勤講師との力関係に加え,正規雇用の大学職員との力関係もある,というのはけっこう特異なのではないか,企業で派遣社員と事務方の正社員との力関係があからさまになる局面ってそうない(あんまり関わらない?)気がするので.あと,博論を出すのが(特に人文系だと,他

    思考実験はフィクションの暗黙のルールに縛られてはいけない - あなたのkugyoを埋葬する
  • ハイタ的な恋? - あなたのkugyoを埋葬する

    恋の境界事例 みなさんこんばんは.第19回文学フリマの開催が来週に迫りました! 11月24日(祝)がとても楽しみですね. 今回は最初に宣伝をいたします.私が参加したの書影・目次が公開になりました! 1つめは前回も述べた,イ-65「アーカイブ騎士団」の 恋愛SF小説集 (forthcoming)です. 装丁は筒井さんというかたの作品になります.ぜんぶで7恋愛SFを収録しています.私は一足先に読ませていただきましたが,どれも恋愛についてじっくり考えることのできる作品になっています.サンプルはこちらからアクセスできますので,ぜひご覧いただければと幸いです. 2つめはD-61「絶対移動中」の新刊です.こちらはなんとプロモーションヴィデオが公開されています! テロップの2つめにちらっと出てくる “具合川先輩の嘔吐” というミステリーが私の参加作品です.こちらのはテーマが「小説を書くことについ

    ハイタ的な恋? - あなたのkugyoを埋葬する
  • いちゃいちゃすることとちゃらちゃらすることとの違い - あなたのkugyoを埋葬する

    恋の境界事例 みなさんこんばんは.第19回文学フリマの開催まで1ヶ月を切りました! 今回はどんなに出会えるかわくわくしますね. 私はこれまで長いこと購入専門で参加していたのですが,第19回は久しぶりに出店側で参加できることになりました.取り組んだものの1つが「恋愛SF」というテーマです. このテーマを聞いてみなさんはどんな作品を思い浮かべるでしょうか? 私の場合,まっさきに思い浮かんだのは「恋の境界事例」というキーワードでした.特異な状況,それもなるべくなら現実には起きていないけれども可能ではあるような状況での恋愛は,ふつうの恋愛とどうちがい,どこが同じなのか.SFのなかで,恋愛というものを,いわば極地での拷問にかけることで,恋愛性を引きずり出そうというわけです*1. 一筋縄ではいきませんでしたが,最終的には,ほぼ納得のいくものができあがったと自負しております.11月24日(月祝)の

    いちゃいちゃすることとちゃらちゃらすることとの違い - あなたのkugyoを埋葬する
  • SF映画で学ぶインタフェースデザイン(2012=2014)はスゴ本 - あなたのkugyoを埋葬する

    SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン 作者: Nathan Shedroff,Christopher Noessel,安藤幸央,赤羽太郎,飯塚重善,飯尾淳出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2014/07/24メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件) を見る SF映画に現れるさまざまなインタフェースが,作品内世界でどのように働いているかを分析し,それを通じて,現実のインタフェースのいろいろな特徴がわれわれにどんな影響を与えるかを確認したり,映像に現れるインタフェースが映画を見るときどんな感じを与えるかを確認したりするSF映画のなかでだれかが何かを操作するとき,またそいつがその操作結果を受け取るとき,そこにはどんなやりかたがあるだろうか? 2010年ぐらいまでの100以上のSF映画を分析したこので取り上げら

    SF映画で学ぶインタフェースデザイン(2012=2014)はスゴ本 - あなたのkugyoを埋葬する
  • 「様相実在論」について - あなたのkugyoを埋葬する

    よそさまのブログで専門でもない知識を書き散らすほど責任をとれないので、自分のブログで。 「様相実在論」を理解しているというわけでもないけど - finalventの日記 哲学専攻でもない野蛮な理系の学部学生の知識ですが、様相実在論は、一般的には形而上学(存在論)に分類されると思います。様相論理学をうまく構築するためには、可能世界なる概念を利用するのがよいというのは、かなり広く認定されていますが、この可能世界なるものの性の捉え方については、いろいろ立場があります。その一つがデイヴィド・ルイスの様相実在論で、単なる論理学の便宜上の想定や言語的な虚構ではなしに、可能世界が現実世界同様の身分で実在する(と考えるのが合理的であることを示す)、という立場です。この実在する可能世界は、現実世界とは時間的にも空間的にも因果的にも隔絶している、と考えるのがふつうです。 で、この立場は、たとえばフィクション

    「様相実在論」について - あなたのkugyoを埋葬する
  • 知/性のフロンティア! - あなたのkugyoを埋葬する

    先日,2014年度表象文化論学会パネル「知/性、そこは最新のフロンティア 人工知能とジェンダーの表象」を聴講してまいりました. ・電子の時代のピュグマリオン――ポストヒューマン技術のジェンダー化をめぐる文化的想像力/小澤京子(首都大学東京) ・人工知能にジェンダーは必要か――ソーシャルロボットとしてのAIと被行為者性の観点から/西條玲奈 ・挑発的なサイボーグであるために――「もはや誰も人間ではない」世界に生きるためのポリティクス/飯田麻結(東京大学) 【コメンテーター】大橋完太郎(神戸女学院大学) 【司会】北村紗衣(武蔵大学) 第9回大会プログラム | Conventions | 表象文化論学会 人工知能の表象について,芸術(小澤さん発表),倫理(西條さん発表),フェミニスト的科学論(飯田さん発表)から検討するパネルです.以下,聴講した雑感を述べたいと思います. 当時のツイートは各所にまと

    知/性のフロンティア! - あなたのkugyoを埋葬する
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