〈tofubeatsが竹内まりやの“Plastic Love”をカヴァーする〉と聞いたとき、正直に言ってぎょっとした。なにせ、〈あの〉“Plastic Love”である。 ここでちょっと文脈を整理しておこう。竹内まりやのクラシック『VARIETY』(ソロ・アーティストとしての活動休止を挟んだ復帰作)は84年の作品で、“Plastic Love”はその収録曲だ。翌年には10分弱の〈Extended Club Mix〉として12インチ・シングルがリリースされている。 プロデューサーはもちろん、山下達郎。一聴してそれとわかるギターも山下によるもの。中西康晴(エレクトリック・ピアノ)、伊藤広規(ベース)、青山純(ドラムス)らによる鉄壁のバンドによる演奏と、竹内の見事な歌唱――完璧だ。〈都会暮らしの若い女性による自由恋愛〉という極めてフィクショナルなテーマを独自のセンスで描いた歌詞も、この曲を特別な
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