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ブックマーク / vintagechips.wordpress.com (8)

  • ヤフオクのZ80

    8080や6800を作り散らかしたまま関心がZ80に移る。Z80関係の部品ならヤフオクにいくらでもありますぜという情報を得て調べていたら見覚えのある画面を発見。かつて秋月電子通商で販売していたAKI-80にタイニーBASICやらアセンブラモニタMON80やらを乗せたものが多数、出品されている。これって設計もプログラムもボクが勤務先のホームページで公開しているまんまだ。とりわけMON80は営利目的で使用してはいけませんと断っているんだけど、ざっと計算してたいした利益が上がっているようには見えないからまあいいか。ささやかなお返しとして写真を無断で転載。とりあえず、これがボクと無関係なことをハッキリさせておく。 出品者は『古典電脳物語』の読者らしいし、質問者に対してボクの勤務先のホームページを紹介しているし(これは善し悪しだが)、落札者の評価も高い。このブログの趣旨からしても著作権を振りかざして

    ヤフオクのZ80
  • Raspberry Piで動くTiny BASICを公開

    豊四季タイニーBASICのLinux版の暫定版を公開する。動作確認したのが今のところRaspberry PiのRaspbianだけだから暫定版ということにしておくが、たぶんLinux全般で、少なくとも再コンパイルしてもらえればうまく動くと思う。ズボラなせいで暫定版がいつ正式版になるかわからない。ウデにおぼえのあるひとがforkして完成し、再配布してくれたらありがたい。 公開場所はhttps://github.com/vintagechips/ttbasic_lin 豊四季タイニーBASICは、すでにTinyBASICが存在するプラットフォームには移植しないと決めている。Raspberry Piは進行中のTiny BASICのプロジェクトがあったので遠慮していたが、最近、ホームページが開けない。もうやめたというなら、豊四季タイニーBASICがとってかわることもやぶさかでない。 ちなみに豊四季

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  • ブートの語源

    パソコンを含む汎用コンピュータの起動処理を俗にブート、正式にはブートストラップという。起動処理がブートストラップ(のかかとのツマミ)と呼ばれる理由は、1970年代からコンピュータにかかわっている人にはよく知られた話だから知ったかぶって説明するのもどうかと思い、間違った説明をしているホームページがあっても見なかったことにしている。が、このところの多さは目に余る。あるニュースサイトの間違った説明がリツイートされ、拡散しているらしい。だからここで事実を確認しておく。 汎用コンピュータが動作するにはメモリにプログラムが存在しなければならない。その状態へもっていくには、メモリにプログラムを読み込むプログラムが存在しなければならない。その状態へもっていくには・・、という堂々巡りを『ほら吹き男爵の冒険』に書かれたホラになぞらえた。そのホラは、ボクがきいた話では、「沼の水面を歩くため沈みそうになる右足を

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  • 『ボクのLPC810工作ノート』は裏表紙に注目

    このブログは原則として広告を入れないことに決めているが、例外がふたつある。第1に勝手に入ってしまう広告は仕方がない。第2に気合の入った電子工作が出来上がったとき。そんなは1年に1点くらいしか出来上がらないからどうか大目に見てもらいたい。ということでご紹介するのは『ボクのLPC810工作ノート』(ラトルズ刊)。出版社の宣伝写真は表紙のみだが、書店さんではオビがかかって印象がだいぶかわる。それにボクが見てもらいたいのは製作例をズラリと並べた裏表紙のほう。 画像をクリックすると拡大します(2.08MB)。 ここをクリックすると別窓でPDFが開きます(5.82MB)。 LPC810に関心のある人がやってみたそうなことは全部やっている。自分で考えたい人に申し訳ないくらい。裏表紙でもわからないところを紹介しておくとROM APIの実例とかI2Cのマスターとスレーブとかパワーダウンを使った省電力の

    『ボクのLPC810工作ノート』は裏表紙に注目
  • ついに8080を入手

    ボクが動かしたいちばん古いマイクロプロセッサはインテル系が8085、モトローラ系が6803、つまりどちらも2世代めにあたる。初代は入手が困難だということで半ば諦めていた。少し前、あるお店の倉庫(インターネットで公開されている)で6800を見付け、いま配線図を書き上げたところ。先ごろまたヒマになったので調査を続けたらもうひとつの大物、8080にたどりついた。なお、絶滅危惧種の乱獲を防ぐためこのお店の名前は伏せておく。 過去の経験からしてこのお店は店舗を訪ねて古い部品をくださいというと十中八九ありませんと答える。倉庫の片隅で何十年も眠っている部品を引っ張り出すのが面倒くさいから。こっちはガサ入れをしてネタもあがっているのだけれど正面きってないといわれたら店頭で押し問答する買い方はボクの電子工作観が許さない。ズボラなお店だからこそ古い部品が残っているのだ。その方針を尊重しつつ買い方を工夫する。

    ついに8080を入手
  • お宝発見

    トランジスタが相次いで製造終了となり、いまや売っているトランジスタに合わせて回路を設計するか、赤外線LEDドライブ回路の決定版のようにFETを使うしかない。せめて10年前の自由がほしいと考えていてふと思い出した。ぼくは高校生の頃(はるか昔の話)オーディオに凝って大量のトランジスタを溜め込んだ。すっかり忘れていたけれど半導体を捨てる習慣はないからまだどこかにあるはずだ。連休を費やして家中を捜索、トイレの収納スペースの奥で発見。こんなところにあるのは母が勝手に片付けたに違いない。それをぼくにいわないままこの世を去ったのだ。 きったないパーツケース2箱にトランジスタとオーディオ用FETがぎっしり。小信号低雑音用から電力増幅用まで、ダーリントン接続型とかデュアルFET(ICのように見えるやつ)とか、まさに万遍のない品揃え。そしてトランジスタの全部とFETの一部が仕切りの隣同士でコンプリメンタリにな

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  • Z8002への移り気と後悔

    いまT-ZONEを名乗っているかつての亜土電子は、パソコンの黎明期、アメリカからApple ][などのパソコンと玉石混交のジャンクを輸入し、アメリカの空気とともに販売していた。ぼくは、Apple][を買う経済的な余裕がなかったが、ジャンクは全力で買いあさり、いくつかの宝物を手に入れた。最高の買い物は1000円のジャンク袋で、ありきたりのTTLやオペアンプに混じってナショナルセミコンダクタのDP8408が4個とDP8409が1個と(いずれもDRAMコントローラ)、ザイログのZ8002が4個入っていた。何が入っているか見える状態で売っていて、子供のころ下水でナマズを見付たときの感じを思い出した。 そのZ8002がいまも手もとにある(写真)。64KビットDRAMを動かすならZ80よりZ8002のほうが格好が良いかもしれないと思い、設計を始めた。マニュアルは、ジャンク袋を買った当時はジャンク袋の何

    Z8002への移り気と後悔
  • 64Kbit DRAM-4164

    秋葉原の電気街の南端、外堀通りを万世橋から昌平橋へ向かう途中、日米商事という店構えから店主の面構えまで絵に描いたようなジャンク店がある(写真)。名前から想像するところ、戦後、進駐軍の放出品を売るお店としてはじまったのだと思う。秋葉原にはそういう歴史をもったお店がたくさんあって、多くは家電量販店へ発展し、一部は潰れてステーキ屋さんとかに商売を替えた。日米商事は、商売がうまいのかヘタなのか、いまも戦後のようなやりかたで続いている。 ぼくはときどき何を買うでもなく秋葉原を散策するのを趣味にしており、その順路に日米商事がある。3年ほど前、ふと店頭を見ると64KビットのDRAM、4164が40も挿さった基板が、確か2,000円くらいで売りに出ていた(写真)。ぼくがほしいと思うようなものは、世間では不要品だから売っていればタダ同然なのだが、これは店主が値踏みを間違ったのだと思う。DRAMはすべてソケ

    64Kbit DRAM-4164
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