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ブックマーク / www.philosophyguides.org (7)

  • 勉強の効率アップ!レジュメを作ってみよう

    哲学を専門的に勉強したいと少しでも思っているなら、できるだけ早く教養をつけておくのが大事です。そのためには自力で哲学書を読んで勉強を進めることになると思いますが、その際に並行して自分用のレジュメを作ると、勉強の効率の大幅アップが望めます。 なぜ作る? 理由は単純です。哲学書を読むのも他の勉強とまったく同じように、復習せず一度読んだきりにしておくと、すぐに忘れてしまうからです。よほど印象深い議論なら違うかもしれませんが、たいていの哲学書は内容が細かく、かつ普段聞かないようなテーマについて論じているので、なおさら忘れやすくなっています。 レジュメを作っておくと、気になった箇所を後から確認し直すことができます。自分の文章で書いてあるので、読み返したときに「あ、そうだったな」とすぐに思い返せます(中身を一切忘れてしまっているなら多少時間がかかるかもしれませんが)。もしレジュメがないと、場合によって

    勉強の効率アップ!レジュメを作ってみよう
  • レジュメ作りがはかどるツールやサービスを紹介します

    以前、哲学書を読むときはレジュメを作ると効率的に勉強できるという趣旨の記事を書きました。いくつか反響がありまして、参考になったというものから、もう少し具体的に知りたいというものまでありました。 そこで、ここでは少し角度を変えて、レジュメ作りの能率を上げるためのツールやサービスをいくつか紹介してみたいと思います。 紹介するツール・サービス エディター Sublime Text Atom アンビエントノイズ soundrown Coffitivity Digitally Imported, RadioTunes エディター パソコンでレジュメを作っておくと、新しい発見があるたびに書き足したり書き直したりできます。なので、最初から作り直そうと思わない限りは、一旦作ったレジュメを削除することは基的にはありません。 レジュメを作るときに注意しておくべきなのは、そのファイルの保存形式です。 とくに気

    レジュメ作りがはかどるツールやサービスを紹介します
  • 『高校生のための哲学・思想入門』が出版されました

    哲学者の竹田青嗣・西研の編著による『高校生のための哲学・思想入門』が筑摩書房より出版されました。高校での授業用の副読です。古代ギリシアのプラトンから、現代フランスのデリダまで、哲学史をざっと見渡せる著作に仕上がっています。 文とその解説をページの上下に並べる形式になっており、編集の方によれば、これは国内ではほぼ初めての試みだとか。取り上げられている哲学者を並べてみると、 プラトン アリストテレス ホッブズ デカルト ルソー カント ヘーゲル キルケゴール マルクス ニーチェ フロイト ソシュール フッサール ハイデガー ヴィトゲンシュタイン プラグマティズム アーレント メルロ=ポンティ レヴィ=ストロース フーコー デリダ その他、ポイント解説として、中世哲学、イギリス経験論、ドイツ観念論、ポスト構造主義が分かりやすく解説してあります。高校生にとってはかなりレベルが高いように思います

    『高校生のための哲学・思想入門』が出版されました
  • マルクス『ユダヤ人問題によせて』を解読する

    若かりしマルクス 書『ユダヤ人問題によせて』は、社会主義者カール・マルクス(1818年~1883年)の著作だ。1844年に発表された。 カール・マルクスは言わずと知れた社会主義の先駆者だ。僚友フリードリヒ・エンゲルスとの共著『資論』は社会主義のバイブルというべきものだ。 マルクスはとにかくカリスマ性にあふれている。イギリスの初期社会主義者ロバート・オウエンやサン=シモンが形作った社会主義を大きく展開させ、理論面でも実践面でも大きく貢献した。 とはいえ、マルクスは、いきなり社会主義運動に飛び込んだわけではない。青年時代のマルクスは、ドイツ哲学の先輩ヘーゲルとの知的格闘を行っていた。 当時のドイツ哲学アカデミズムはヘーゲル一色。ドイツの哲学者の多くは、ヘーゲルの立てた体系の内側で議論をあれこれ行なっていた。『法の哲学』でヘーゲルは、世界史とは自由の展開過程であり、その最終項は国家であるとし

    マルクス『ユダヤ人問題によせて』を解読する
  • ハイデガー『技術への問い』を解読する

    技術への問い」Die Frage nach der Technikは、ドイツの哲学者ハイデガー(1889年~1976年)による著作だ。1954年に発表された『論文・講演集』Vorträge und Aufsätzeに収録されている。 後期ハイデガー 論は「転回」後に書かれた後期ハイデガーの著作だ。一般に『存在と時間』以前が前期とされ、以後が後期とされる。『存在と時間』では存在を問題とする現存在(=人間)について探求し、後期では存在の真理へと探求を進めていった、というのが基的な解釈だ。 書の結論を先取りすると これを踏まえて論の結論を先取りすると、およそ以下のような感じだ。見やすいように箇条書きでまとめると、 現代技術は真理を明るみに出すアレーテイアではなく、むしろ存在の真理を隠蔽している 現代技術は自然を有用性という観点からのみ露わにしている 自然に対して、エネルギーを引き渡せと

    ハイデガー『技術への問い』を解読する
  • Philosophy Guides - 哲学ガイドブログ

    インド哲学は、古代インドに起源をもつ哲学の総称です。様々な学派がありますが、バラモン教の聖典ヴェーダに収録されているウパニシャッドを受け継いで発展した6つの有力な学派がよく知られています。

    Philosophy Guides - 哲学ガイドブログ
  • 哲学書の選び方

    ここでは哲学書の選び方について書いてみたいと思います。 大学の講義やゼミなどでは、哲学者の主張について教えてくれても、哲学書の選び方を教えてくれることはないと思います。ただ、私自身の経験からすると、この点を知っているかどうかで、自主的に哲学書を読む際の効率が大きく違ってきます。初めのうちは興味のおもむくままに読んでいっても問題ありませんが、哲学書を読む順番についても多少意識しておくと、哲学を系統立てて理解することができるはずです。 何か原理に基づいているわけではありませんが、私の思う限り、主なポイントは以下のとおりです。 1.屋を信用しない たとえば大学生協や街の書店に行くと、哲学書コーナーや文庫コーナーでは特集コーナーが組まれています。『東大教師が新入生にすすめる』など、知的好奇心をくすぐるが所狭しとディスプレイされています。 ただ次のことを忘れてはいけません。 屋は営利企業であ

    哲学書の選び方
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