「国際福祉機器展」にはさまざまなロボットが出展されている。そんな中で、分身ロボットを紹介したのがオリィ研究所(本社・東京都三鷹市)だ。すでに100台超のロボットが稼働中で、自分の分身として会議に出席して指示を出したりしているケースもあるそうだ。 そのロボットの名は「OriHime(オリヒメ)」。「離れた場所にいる人の分身となり、その“存在感”まで伝える新感覚ロボットなんです。人工知能ロボットではなく、あくまで人がスマホやタブレットを使って操作し、離れた場所にいる人とコミュニケーションを取るロボットなんです」と同社関係者は説明する。 開発したのは同社の吉藤オリィ社長で、小学生時代の体験が元になっているという。同社長は幼い頃から身体が弱く、小学5年生から3年半の間、学校にほとんど通えず、自宅で療養する生活を送っていた。その時感じたのは「人は誰でも、誰かに必要とされたがっている」ということ。そん
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