応挙、若冲に並ぶ江戸中期京都画壇の巨匠・池大雅の85年ぶりの大回顧展が京博で開催江戸中期京都画壇で活躍し、与謝蕪村とともに南画を大成した画家・池大雅(いけの・たいが)の回顧展が京都国立博物館で開催される。約150件の作品、資料が並び、過去最大規模の大回顧展となっている。会期は2018年4月7日〜5月20日。 池大雅(1723〜76)は江戸時代中期の京都画壇で活動した画家。同時代に円山応挙や伊藤若冲など個性豊かな画家たちが活躍するなか、中国絵画の新様式をもとに独自の画風を形成し、与謝蕪村とともに「南画の大成者」と称される。 近年海外で大規模な展覧会が開催され注目を集めているが、日本では1933年の恩賜京都博物館(現・京都国立博物館)での「池大雅遺墨展覧会」以来、大規模な回顧展は開催されておらず、本展が85年ぶり、さらにおよそ150件の作品・資料を紹介するという過去最大規模の回顧展となっている