#7119などで救急要請の緊急度を判断できるシステムについて協議する検討会のメンバー(京都市中京区) 京都府と京都市は、急な病気やけがに際し、救急搬送要請の必要性などについて助言する電話相談窓口「#7119」の導入に向け、検討を始めた。症状やけがの程度が軽いにもかかわらず救急車を呼ぶケースが府内でも相次いでいるため、救急現場の負担軽減や医療費の抑制につなげる。 府内の救急出動件数は2008年に11万2642件だったが、高齢化などに伴って昨年は2割増の14万244件となった。救急搬送者のうち入院の必要がなかった軽症者の割合は61%で、全国で2番目に高かった。 救急搬送要請の増加に伴って、08年に80隊だった府内の救急隊は88隊に増えた。救急現場の負担は大きく、市消防局では、消防隊員や事務職員を減らしてやりくりしているが「もう限界」(総務課)という。 相談窓口は、電話で#7119をダイヤルすれ