長野県木曽町に、最先端の宇宙観測装置が完成し、本格的に動き始めました。装置の名前は「トモエゴゼン」。夜空を超高感度カメラで動画撮影し、AI・人工知能が解析するという世界初のシステムで、宇宙での「新たな発見」が期待されます。 木曽町三岳の「東京大学木曽観測所」。ここにある口径105センチの高性能望遠鏡に搭載したのが最新の宇宙観測システム「トモエゴゼン」です。 (東京大天文学教育研究センター・酒向重行助教)「これが“トモエゴゼン”というカメラです」 目指すのは、夜空の広い範囲を動画で撮影し、解析すること。キャノンが開発した最先端のセンサーを84枚並べて「1億9000万画素」という高解像度を実現し、「宇宙の今」を監視します。 (東京大天文学教育研究センター・酒向重行助教)「動画で宇宙を監視するというのは世界で初めてのことになります」 システムの名前は、木曽の英雄・木曽義仲とともに戦った女武者「巴