自分が関わっていないところが好評なのかも 常に一日がかりでやりきり、送り返しました。次来ても、赤入れ箇所は減りません。どんどん指摘が細かくなっていきます。今まで使ったことのない言葉を頭の中からなんとか見つけ、綴っていく作業がひたすら続きました。ある日唐突に「完成です」と言われた時の感覚は今でも覚えています。ゴールのないマラソンを走り続けてきて、いきなりゴールですと言われ、振り返ると、ちゃんとゴールテープを切っていたことをまじまじと確認して、後からじんわりと喜びが溢れてくる。そんな感じでした。小説に関してはずぶの素人だった自分が、ようやくプロの編集さんにお墨付きをもらえた。新しい媒体での挑戦だったからこそ、新鮮なものでした。発売前に献本が届いて、初めてそれに触れた時も、これまで味わったことのない感動を覚えました。 これまでの作品はゲームやアニメなど、複数人で作ってきたものばかりです。そのパッ
![「Key」のゲームクリエイターが語る「他のひとには正常でも、自分にはバグって見える世界」(麻枝 准)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d68e183096c8f01557da9925749a6098cd7e8acd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2Ff%2F1200m%2Fimg_6ff09629d3497af5ddde221fd500cea821987.jpg)