Photo by Tim Mossholder on Unsplash 過去記事でも何度か触れた「貸農園ビジネス」。共生とは程遠い実態でありながら、法定雇用率を達成する裏技として多くの企業や一部の自治体から愛されてきた、障害者就労における「恥部」として紹介してきました。たまたまニュース番組で好意的に捉えられていたのが目に入って「世間はこういうのが好きなのか…」と思ったものです。 ところが、2023年に入って急に貸農園ビジネスへの眼差しが変わりました。共同通信による否定的な報道をきっかけに、厚労省にまで睨まれるほどの事態となった訳です。正直、ようやく問題視されたかという感じです。2018年の段階から細々と問題視する声が上がっており、自分が取り上げ始めたのも2020年からなのですが、厚労省が動いたり株価が急落したりといった明確な変化は見られませんでした。一体どういう風の吹き回しなのでしょうね。