明熙さん自身の子どもは、昨年この学校を巣立っていったが、今でも車で片道2時間近くをかけて来校し、活動を続けている。 初美さんの子どもは現在初級部に通い、すでに卒業した上の子どもたち2人も卒業生だ。私も毎度楽しみにしている、ユッケジャンうどんの仕分けなどを担当している。活動については「やれることをやるしかない、誰かが何かをやるしかない」と、かみしめるように語る。「何かをしないと事態は動かないし、それを子どもたちに見せられるのであれば、“大変”にはならないんです」。 「拉致問題」などを引き合いに止められた補助金 「やるしかない」状況はなぜ生み出されてしまっているのか。 朝鮮学校は法律上、「各種学校」としての認可のため、公的支援が極めて乏しい。現在、幼稚部と合わせて175人の子どもたちが通う埼玉朝鮮学校でも、厳しい経営状況が続いてきた。 ところが埼玉県は、1982 年から支給してきた「私立学校運
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