この前のエントリーを書いてから二週間間があいてしまった。先週は、4S(Society for Social Studies of Science)とその前のワークショップが2件あり、一週間の間に4つプレゼンをするというむちゃなことをやって、先々週の日曜日はその準備でいそがしく、先週は学会終了後の虚脱状態で、ブログを書くどころではなかったのである。 前のエントリーで、高等教育過剰論の次の5つの議論について書いてみた。 大学卒業生および他の知的職業の就職難 少子化による若年人口の減少 学生の質の低下 大学の果たしている役割に対する予算の過大さと非効率性 財政危機・税収の減少に対する財政的考慮 今回のエントリーでは、これらにすべてについて検討するつもりだったが、一つのエントリーで書ききれそうにないので、最初の一つだけ取り上げる。検討というのは、それらの議論を批判して、否定することを目指すのではな