先日、丹原の利水史跡を辿り、そのひとつである千原集落の「庄屋井手」を訪ね、四国山地と高縄山地を隔てる中山川に沿って国道11号を丹原のある西条市から西へと東温市方面へと向かった。 「名勝 桜三里」の看板のある千原集落の食堂(休業中であった)近くに車を停め「庄屋井手」を求めて集落を彷徨ったわけだが、その途中、五社大明神の前の道に「讃岐街道」とあった。古の「金比羅街道」である。 はじめは、山腹を進み東へと向かうものだと思っていたのだが、上りの道は途中で途切れ先に進んでいない。ということは、五社大明神から下る道筋が「讃岐街道」であろうと、その前後を調べてみると、古の金比羅街道は千原集落の少し西で中山川筋から現在の国道11号に上り、そこから国道を越えて山裾をこの五社大明神の少し上に出る。そしてこの五社大明神から一旦桜三里の食堂のあったあたりの国道まで下りるが、そこから再び沢に沿って上り、現在の国道1