予讃線の向井原駅(愛媛県伊予市)は昭和38(1963)年に、伊予市駅~伊予上灘駅間に高野川駅、三秋信号場と共に開業しています。その後、昭和61(1986)年に内山新線が開業すると、新旧線の分岐点となった向井原駅も高架化されました(旧線の三秋信号場は廃止)。 地上駅時代の向井原駅を写した写真は少なく、今のところ私が見付けているのは「各駅停車全国歴史散歩愛媛編」(昭和55年3月発行)に掲載された写真が唯一のもの。この本には昭和55(1980)年当時の愛媛県内の全駅について詳細な記載がされており、往時を知る上で貴重な資料です。