2006年06月07日13:42 カテゴリ地域経済 証券取引等監視委員長には、村上世彰を。 「総会屋」だとか「乗っ取り屋」とかいわれてますが、私は逆だと思います。暴力団系の人は、人間関係にウェットな隙間を見つけ、そこにつけこんでいくのが巧い。村上世彰さんは、そういうところが下手くそです。理屈の上では、これも許されるはずだ。会社は、こう変わるべきだ。そんな理詰めの話ばかりをしてきたから、村上さんは反発をくらった。村上さんの発想の特徴は、いかにも受験秀才、いかにも官僚出身者らしく、まず頭の中に理屈が浮かび、その型に現実の企業をあてはめてゆこうとするところ。そこに風当たりの強さの一因があったように思えます。最終的に残った成果が阪神と阪急の経営統合だったというオチも、昔の通産官僚の仕事を連想させます。 村上世彰さんに最もふさわしいポストは、証券取引等監視委員会の委員長ですね。アメリカのSEC(証券