食品のトレーサビリティ(traceability)すなわち追跡可能性(ついせきかのうせい)をキーワードに「日本の食の安全」について考察するシリーズの第二回です。 ■「日本の食の安全」について考察するシリーズ 第一回 食の安全が守られていない重大な事実を報道できないこの国のマスメディアのチキン(臆病)な体質 http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20130723 お時間が許す読者は上記記事をお読みいただきたいですが、当記事だけでも読み物としてお楽しみいただけます。 さて、日本の食の安心・安全を考える上で、特に重要と思われるものに食品のトレーサビリティ(traceability)がしっかり担保されているのかという問題があります。 トレーサビリティとは日本語では追跡可能性(ついせきかのうせい)ともいいます、つまり特に食品分野で物品の流通経路を生産段階から最終消費段階まで